N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonticaによる、日日の作画帖です。
11月7日より個展です
sakuhin 004r











11/4 トップ画像差し替えました。
作品を全部並べて、最終チェック(@自宅)。
パステルの擦れ保護のため、OPP袋にパッキングしたところです。
タイトルカード、画の間に挿入する文章も制作終了。ふー。好い天気だー。




11月7日より個展が始まります。

「陋巷画日記」(ロウコウヱニツキ) 大倉ひとみ個展

11月7日(土)〜12日(木)
ギャラリーツープラス
03-3538-3322 中央区銀座1−14−15 白井ビル2.3F
http://www.tentaikansokusya.com/

12:00−19:00
但し 8日は17:00まで、最終日12日は20:00まで


詳しい地図はこちら

[作者在廊予定]
土日と最終日はだいたい時間通り
平日は12:00−16:00くらい
(急に変更する場合もあります、ご了承下さい)


皆様のおいでをお待ちしております。

尚、差し入れ、お花などのご心配はどうぞなさいませぬよう。
画を見に来ていただければ、それで充分です。
お気持だけ、有難く頂戴いたします。
個展 陋巷画日記<ロウコウヱニツキ>DM
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今月11月7日からの個展のDMです。


今回のDMは、HPでお世話になったtomoさんに、またまたお力を借りて、二人で画像を見ながら作りました。ダークなセピアの背景カラーが印刷でもかなりきれいに出てくれました。実際の紙は少しざらつきのある、やや生成がかった厚めのものなので、手に取った印象はちょっと画像と異なります。
画像ではその紙のままスキャンすると、どうしても粗く出てしまうので、版下用のものを用いています。

背景のなかに細い線で見えるアールデコ様の模様は、ワタシの愛しているカフェー建築にはよく用いられている、モンドリアンパターンと一部で呼ばれているもの。ステンドガラスの窓など、よくこのような模様が見られます。昭和の初期10年くらいに大変流行ったもののようです。

ところで今回の個展タイトルの「陋巷」の文字、読み、意味について、よく尋ねられます。
<ロウコウ>・・・、「陋」はせまい、「巷」はちまた、の意味があり、ごみごみとした場末の町、といった感じでしょうか。永井荷風を読むと、何処かにこの言葉がちらちらと出てくるのですが、現代ではほとんど知られていない言葉ではありましょう。
いつからか忘れましたが、ワタシの中でこの言葉が、自分の描くものにふさわしい呼び名のような気がしていました。漢語の持つきりっとした音も好きなのかもしれません。

もう何年も、こうした巷を歩き、日記のように描いてきたので、そんな感じに画を並べたいと思っています。
自分としては、あまり一辺倒になって間延びしないように、少し多様性が出るような展示にしたいと思っているのですが、・・・それは御覧になった方に、印象をお聞きしてみたいところです。
是非ごゆっくりとご高覧いただきたく思います。
よろしくお願いします。

(*尚、しばらくこの記事を置いておきますので、ブログの更新はお休みとなります。コメントはお返事致しますので、お気軽に何でもどうぞ。)

10/21追記:11月に入りましたら、在廊時間など、詳しいことをアップいたします。


*尚、このDMを置いて頂いているお店です。ここに記して御礼申し上げます。
皆様ありがとうございます。(置いていただいた順。)

Ponia-pon (@根津、アンティーク着物)
nido (@谷中、ステンドガラス)
プフレーゲライヒト (@谷中、雑貨・文具)
ギャラリーオカリナB (@根津、ギャラリー)
東京蛍堂 (@浅草、大正ロマン骨董)
装 (@池之端、骨董)

アンティークモール銀座 (@銀座1丁目、アンティーク)
INAXギャラリー (@銀座、建築系ギャラリー)
cafe NOMAD (@根津、カフェ)
往来堂書店 (@千駄木、書店)
風船商店 3
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だいぶ描きすすみましたが、まだ色々描くべき箇所がありまして、完成はまだもう少し先になりそうです。風船も描いてみて、色の塩梅などを見ているところです。やっぱり画像は実物の色やタッチが出ず、・・・申し訳アリマセンが、是非実際のところは見てお確かめ下さい・・・としか言えず、ちょっと心苦しいところです。ただ、今回の展示では、だいぶ明るい画の部類かと思います。

そう言えばワタシも幼い頃は(いや一応ワタシにもあったんですよ)、ふうせんだいすきだったなぁ。
貰って大事にだいじに持っていた筈が、あ、するするっと手から離れて・・・
あの時の悲しさ。今でも想い出します。
遠く遠くの空の彼方に行ってしまうのを涙目で見つめていたなぁ。(そういう日もあったんですって。)

・・・なつかしい、あまずっぱい想いをこの画にも込めながら、描いています。
風船商店 2
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前回の続き。
(1階部分の歪みは写真の撮り方のせいです、すみません)
2階のトタン貼り、モルタル壁、その他塗り進んでいます。
今回は主に錆赤系のトタンです。
まだまだこれから風化させていきます。
風船ももうちょっとしたら色を入れてみます。

先日近所のアンティーク着物のPnia-ponさんを覗いたら、羽織が色々入荷していたのですが、その一つに珍しくもカーネーションの柄があり、それが何とも素敵だったのですが、そのカーネーションの花の色が、今この風船に塗ろうと思っている色合いとまあぴったりの色!やっぱり昭和初期の色合い。口で言うのは難しいのですが、やさしいたまごいろと、淡い紅色と、やや錆朱がかった臙脂と、乳白。
欲しかったのですがお値段的に我慢。で、この風船達には反映させてみたいところです。
風船商店 1
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個展までちょうどあとひと月となりました。
DMも好いのが出来上がっています。もう少し近づいたらアップします。また、月末にかけて皆様にお送りいたしたいと思っておりますので、どうぞよろしく。

今回はちょっとメロウな?作品の途中経過。
まだまだ描きだしたばかりですが、「風船商店」。
何のお店かは色々ご想像にお任せします。
町を歩いていて、何処か(もっと何でもない小さいスーパーかドラッグか何かだったと思う)の店先で、セールか何かなのか、風船が沢山用意されているのを見かけ、あ、これ画にしてみたら・・・と思いついたのでした。

細長の建物の二階は赤錆トタンですが、これからどんどん彩色が進むと、雰囲気が賑やかになってくると思います。台風一過の秋晴れの窓辺でこれを描くのは、気持ち好いですよー。
キテる場末スナック












時間が前後するが、夏に信州の或る小都市に立ち寄ったのだった。
その町の気になるカフェーふうの建物を見に行ったのだったが、そこから暫し奥(というか裏)のほうに行ったところに、何だかおかしな一帯があって、うらぶれたというか、でもすさんだ感じというよりは「キテる」感じの濃いい(笑)昭和のスナック街なのである。

店の造りはどれも安っぽくて高い建物も無く、平屋みたいなのが狭い路地の片側に軒を並べているのだ。向かい側はブロック塀で、ほんとはこの画のようには見えないのだが、まあ画であるからして、塀を取っ払った感じで描いてみた。染みだらけのモルタルの壁が続いているが、すさんだ感じがしないのは、おそらく客の入りはそこそこあるせいではないだろうか、野暮なのだが開き直った底力と暢気さとが感じられる。

蒸し暑い真昼間、この辺りを歩く人は皆無だったし、この小さな町の目抜き通りにさえ、賑わいやひと気というものがほとんど無かった。だが、駅前付近の裏通りにも、歩くと恐ろしい数のスナックが林立しており、どうやら人口の少なさに反して、スナック好きはこの町に多いようなのである。

まあ好いではないか、こういう野草のような場末の町も、それはそれなりに魅力的ではあるのだから。
スクエアトタン小屋














だいぶトタン貼り進みました。
仕上がりと言いたいところですが、もう少し手を入れる予定です。

個展もあとひと月というところですが、
出品するつもりで描いていた過去作が、どうも段々
「最新作に較べると見劣りしないかー?」
と感じられ、「もう一作描いてみよー」となり、・・・
最終的にどの作品が会場に並ぶのか、自分でも見当がつかなくなって来ています。

まあメイン三作は「一応これで好し」状態ではあるので、
あとは時間の許す限りで、のびのび描いていきたいと
かように思っております。



トタン貼り作業中













只今トタン貼り作業中です。
愉しいです。

順番はいい加減です。
これからメインの青トタンに取り掛かり、
錆サビ度を上げていきます。
四角な画面に四角い構図












前記事の画は、アドバルーンも描いて、だいぶ出来てきましたが、それはまたそのうち。
並行して、シンプルなかたちの画を描き始めるところ。

思い切り四角な構図の、トタン小屋。
本当に四角な建物でしたよ。
入り口は右側の側面にあったと思いました。
しかし既に廃屋で、斜めに木材が打ち付けられ、もう風化に身を委ねて・・・
でも、何故か存在感のある、不思議な古屋。

何とか魅力的に描きたいものです。
変更〜
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あれ、どこかで見たような画、いや、違うか?
と思われた方、貴方は正しい。。。
じつはこの画は、これだった。

暫くぶりでつづきを始めたのだが、色々思うところありて、
段々このようになってきた次第。
アドバルーンはこれからまた描きますが、町の雰囲気がより「おとぎの町」ふうに。。。

当初、イラストのような平面チックに、と思っていたのですがやはりそれだと安っぽく感じられて来たので、変更路線。。。
最後どのようになりましょうや。まだ描き方が大雑把なので、
あんまりスルドク「変じゃん、前の方がまだまし!」って突っ込まないでね。
いや、突っ込んでも好いけどね。
ますます変になるかもしれないので。
ゲートのある場末の一角













この画もほぼ仕上がり。(タイトルは仮。P15号。)

実際はもう少し、ポイントの差し色がクリアな感じ。

この一角は非常に場末感漂う、時代錯誤のような異空間だった。
実際のゲートはもっと小さく、路地も狭く、こんなバーの看板は無いが、
廃味に少し、過去の残夢を匂わせたかったので。。。
海の近くのSnack Bar












この画もほぼ仕上がり。

この建物のモチーフとなったのは、とある地方都市のはずれ、港湾近くの嘗ての歓楽街に残っていた建物。この一帯はもっとそれらしい、旧い建物もぽつりぽつりと残っていて、そちらも非常に好かったのだけれど、画にするにはもう少し練ってみたいので、暫しお預け也。

画面に浮かんでいるとりどりの丸いもんは何か?
え〜と、描いておいてその答えに窮しますが、まあシャボン玉か、
はたまた過去の夢・・・(笑)とでもしておきましょうか。
何となく、解っていただければそれでよいのです。
そして、籠から外に出た青い鳥の声を、
微かに聞いて貰えればそれで。
京華 3













ほぼ仕上がり状態。

全体的に様子を見ながら雰囲気を深め、
三日月、遠景、電柱、などを描き込む。
モニターにも拠るのでしょうが、今回の画像が多分最も実物に近い色感かと思います。
ハイライトの部分は、実物ではもう少し強い印象かもしれません。

澄んだ秋の空気のなかに、過去の切ない情感が漂う、
そんな想いが、見る人の心に自ずと湧きあがれば・・・
好いのですがね。
京華 2
kyouka 004a











ほんの少しずつ、繊細な部分の描きこみをしている。
色硝子とタイルと。。。

地面も、湿り気を帯びた空気の中、薄い絹を重ねたような味わいにしたいのだが。。。

ちょうど個展まであとふた月。
8〜9割方描いて、寝かせてある作品(笑)らを仕上げていく。
時間を置くと、意外に色々見えてくるのが面白い。

と同時に、来年のことも少しずつ考え始めている(鬼が笑っております)。
京華 1
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京華(キョウカ)という屋号だった(と後から判った)、ワタシの惹かれてやまない建物。
(現存せず)。

これから、色硝子、タイルのディテールを描きこみ、
灯りを点灯します。
地面もまだまだ描きます。

11月の個展用の、最後の大きめの作品。




画墨と自家製ペンで描いてみた 2














またまた懲りずに描いてみました。

空など、ぼかした部分は普通の筆を使っています。

もう夏も終わりですねー。





画墨と手製ペンで描いてみた













このところ、と言うかずっと、線画を描くときの線に、もっとバリエーションが出ないかなと思って色々試してはいた。ミリペンも好きなのだが、ベタ塗りの部分にもっと濃さが欲しいし、均一な線が描ける良さもあるが、味わいという面ではちょっと物足りないと思うこともあった。

で、結局紙を少し上質な水彩紙に変え、絵の具は昔使っていた画墨、そして筆は自家製ペンにしてみた。自家製ペンと言っても、ただ単に、宅配寿司に付いてきた普通よりちょっとよさげな割り箸(竹っぽいが、真偽は不明)をカッターで綺麗に削ってみただけのもの。細い線も描けるように先端はごくごく細く尖らせた。
画墨のほうは墨汁で、かなーり濃いのが気に入っている。しかし難点は乾きが遅いこと。気を付けないと、描いている途次で手で擦って汚してしまうこと多々。ほんの少し茶色味を帯びたものを使っている。

で、こんな感じになったのだが、いつものペン画とはまた少々違った趣かと。
しかし一発描きなので、思い切った好い線を描くのには練習が要るなぁ。
たまにこんな感じのもアップしていきますのでよろしくお願いします。
渋すぎるけど













渋すぎる物件。
誰も立ち止まったりしないし、こんな建物を立ち止まって見ている方がアヤシイ。

シャッターの降りたのもどのくらい前なのか、
何の店舗だったのか、はたまた倉庫か、
全く分からないが随分とこのまま時間が経過したようだ。

布テント張りになっていた部分が悉く剥がれて、今残っているのは
その錆びた骨組みだけ。
でも、この剥き出した細い鉄骨がワタシを立ち止まらせてしまう。
そして、何の装飾もない変哲の無さに却って、
シンプルな力強い感動を覚えてしまい画面に描いてしまうワタシは
やっぱり何処かオカシイのでしょう。
秋は個展・・・












朝夕は凌ぎやすくて、蝉の声にもつくつくほうしが混じるようになり、季節の移ろいを感じる・・・
てことは、秋ももうすぐそこ、で、11月の個展(11/7〜12、@銀座1丁目ギャラリーツープラス)の準備も具体的になってこなくてはならない時期になってきた、ということだ。

先日、打ち合わせのためツープラスにお邪魔して、大体のことを確認させて頂いた。

作品点数は、最初はどうなるかと思ったがまあまあ溜まってきて、もう少し手を入れればメインは仕上がるだろうという目処もほぼついてきた。
ツープラスさんでは、新作の個展を企画でやらせて頂くのは初めてと言っていいと思う。声をかけて頂いた2006年のときは、Nomad展の直後急だったので、そのための準備は何もない、在庫展だったから。今回は今年当初にお話を頂いたので、時間としては理想的な長さがあった筈だが、前半はnidoコラボにかかっていたため、余裕というようなものはなく、やっぱり年2回の展示でぱつぱつ。時間の経つのが早くて早くて。。。でも、久しぶりの多少は大きな作品(といっても20F程度)がある個展は嬉しいし、緊張感もある。できればこのスタンスで、毎年持って行けたらいいなとも思う。

あ、画像の作品は、以前一度描いてブログにもアップしたけれど、屋根の形や配置などがどうかなと思えてきて、もう一度新たに描きなおしたもの。構図や色は珍しくこれでいいと思えるものがあったので、ほぼ前の通り。こういうシンプルなものは、形が決まれば描きやすく、飽きない。

ひとみ看板 <番外編>












お久しぶり看板シリーズ、今回は番外編です。

何処が番外って、屋号が・・・
「ひとみで飲もう」・・・
ですよ!

何で「ひとみ」にしなかったのかよく判らないのですがねー。
でも何か笑えます。
お店の人は電話を受けるときは「ハイ、ひとみで飲もうです」
常連のオジサン達は「よーし今日もひとみで飲もうで飲もう」

・・・・・・・・

いや・・・面白いです。

都内某所にて、korotyanさんが採取、送って下さいました。
いやー、めったにない物件、ほんとにありがとうございます!!

よ〜し今夜も「ひとみで飲もう」で飲もう!(爆)

引き続き、「ひとみ」「neon」の屋号の看板、静かに(笑)募集中です〜。


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