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2016/08/27(土) 11:39:49 | その他 |
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2014年に予定していた展示が、すべて無事終了致しました。
ご多忙の中おいで下さいました皆様、
ご協力いただきました皆様、
本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
また、以前より少し考えておりましたが、
本記事を以て、当ブログを終了させていただくことに致しました。
休眠というかたちで、アーカイブとしては残します。
特に深い意味や理由はなく、まあ思うところあってと言うか
ちょうど節目の歳でもあり、色々なものをリセットして
ゼロスタートするのもいいかなと思い至ったというところです。
観客数もそれほど多くない弱小ブログでしたが、
これのおかげで助けられたことも多くあり
おいでいただいた皆様には深く御礼申し上げます。
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とりあえず、これまでこのブログを支えて下さった皆様に感謝申し上げる次第です、
ありがとうございました。
心より。
2014/12/09(火) 14:46:20 | その他 |
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京都展示の後片付けも、やっと済んで来ました。
昨日から梅雨入りして、当分晴れの日はないとか。
展示の間の京都は暑かったけれど、毎日雨・・・よりは良かったと思います。
色々なものを仕舞いながら、今回の展示で役に立ったものふたつ。
小さな懐中電灯と、硝子のフォークレスト。
きんせ旅館での展示をするにあたって、まず心配だったのは
会場内の暗さでした。日中室内に入ってくると、照明をぎりぎりまで抑えた空間は
とても暗く感じます。会場の雰囲気としてはとても好いのですが、
画を観て貰うには、苦情がでないだろうかというのが心配でした。
室内に照明を多くするのも何だか憚れるし、どうしたものかと思っていましたが、
小さな懐中電灯で照らすのはどうかというアイデアを頂いたのでした。
そこで、照らし過ぎず持ちやすく、値段もそこそこ、
まあまあデザインも悪くない・・・というのを
アキバであれこれ探し、4つほど仕入れて(笑)きました。
これが今回思いの外お客様に好評で、「薄暗い中で照らすと、ぼうっと過去の
なつかしい町の建物が浮かんできて好かった」という感想を多く頂きました。
「見にくい」という苦情は全く無くて、目が慣れるとライトを消して御覧になる方も多く見られました。
会期終了時には電池切れ続出でしたが(笑)。
それと、もう一つ、以前に手に入れて、この展示のために使おうと思っていたもの。
硝子のフォークレストは、京都寺町のアンティークショップ「瑳琉(さりゅう)」さんで買ったものです。
どこに使われていたかというと、実は芳名帳のページを抑える文鎮代わりにしていたのでした。
和風のものを使う方もいるけれど、何となく私は好みではなくて、
瑳琉さんでこれを見つけた時に、これを使いたいなぁと思ったのです。
重さもほどよく、使い勝手は上々でした。
本来はナイフやフォークを食事中に置いておくものですが、既に一点物でしたので、
違う用途で活躍してもらいました。
関係ありませんが、下に敷いているのは 根津のアンティーク着物のお店
Ponia-ponさんで以前買ったアンティーク端切れ。
モダンなトランプ柄です。古いものですが、とても綺麗です。
今年は自分的には色々節目でもあるので、この端切れを仲好しの地元のお店で
記念に可愛いバッグに仕立てて貰う約束をしています。

展示が終わってあっという間に一週間が過ぎました。
整理その他やらねばならないことは山積なのですが、通常の生活と並行して、となると
何だか展示後は少し気が緩むのか、思うようには進みません。
その中で、やっぱり印象が薄れないうちに、ギャラリーの新しい空間について
ちょっと記しておきたいと思いました。
銀座一丁目の細い階段を上った2~3階にあったギャラリーツープラスさんに
声をかけて頂いて初めて展示をしてから、もう5年以上の月日が経ちます。
その間企画の個展やグループ展で5回以上の展示があり、すっかり馴染みの空間になっていたのですが、
今年2月に日本橋に移られ、私もこの地下の空間に自分の画を並べるのは初めてで、
楽しみでもあり、ちょっとどきどきしていました。
今まで二つの階に分かれていたのがひとつの空間になり、ぐるりと見渡せるのは
なかなか気持ちの良いもので、かなり引きで画を見られるのも好い感じです。
地下なので窓はありませんが、潜れば非常に落ち着いた印象で、天井の低さも面白く
工夫次第で効果的に空間を使えるのではと思ったりしました。
今回は移転後初めてということもあり、場所を何度か下見してから画を描きおろしていったのですが、
今後はもう最初から或る程度壁面の感じを想定できるので、やりやすくなるでしょう。
ということで、来年も秋にはこの空間で画を並べたいと思っていますが
少し何か工夫をしてみたいなとも考えています。
どうぞまた次回もよろしくお願い致します。
夕刻、六時をまわってから谷中の坂を上ってみた。
早い夏の夕方の、薄ら明かりの残る空は好いものだ。
ストイックな魂を持った画家たちの作品のことを思い浮かべながら、
あまりにそれとかけ離れたような昨今の周囲の状況を一体何だろうかと思う。
ツイッターもフェイスブックもラインも何もやっていない私は
時代に置いて行かれているのかもしれないが、周囲を眺めていると
たとえ孤独でも閉ざされているほうが寧ろ居心地が好く楽で、不必要なことで惑わされることがずっと少ないように思う。
ほんの数人だが決して裏切ることのない友人、私にとってその数人は掛替えなく大事な存在であるが、
それ以上に沢山の、見せかけだけの危ういつながりなどはもう要らないとさえ思う。
内輪だけの盛り上がりや気休めの虚しいこと。
そんなものは何も生み出さないし、自分の姿を見失って行くだけに見える。
この歳になってどんどん厭世的になり厭人癖が強まって
偏狭な老人になってゆくと思われるのかな。
まあそれでもいいか。
余計なことに煩わされている時間も余裕も、実は無いことに
日々気付かされているのだから。
やるべきことは、やりきれないほどあるのだから。
過日久しぶりに某所で石内都さんの大きな作品を見た。
他の何人かと合同の展示だったのだが、
やはり彼女の作品が私には一番ぐいぐい来て
そして一番堂々としていて
そしていつもその写真は私を強く励ましてくれるのだ。
何をやってるの。まだまだそんな所で足踏みしてちゃ駄目よ!
心が荒んだら行きたい町があって、それはMという町なのだが、
それが本当に現実であるのかもしかしたら幻想であるのかが頭の中で曖昧になってくることがある。
何度か訪れているその町の切れぎれの記憶や、過去に撮った写真の風景などが
浮かんでは消えて、ふうっと睡魔に襲われる時に見える景色、
ああ今夢をみていたんだっけ、いやそうではなくて・・・などど反芻しているうちに
またその景色のことも忘れかけてしまう。
だが画を描こうとすると何故かその曖昧な断片が、不思議にリアルに蘇ったりするのだ。
可笑しなものだと思う。
・・・画像を見るためにこのブログにおいで下さっている方には申し訳ないのですが、
生活にやや変化もあったりして少しこれという画像を撮って出す精神的な余裕がなく、
文章(と言うよりどうでもいい短文)ブログになってしまいますが
また画像も出すこともあるかと思うので、もしそれでもお付き合い頂けるなら・・・たまに覗いてみて下さいませ。
展示は予定通り10月に行う予定です。
是非その折はゆっくりご高覧下さい。

漸く諸々の雑事が片付いてきて、来年の作品に本腰を入れて取り組み始める時間が出来てきた。
実際に描き出すのはもう少し先になるが、今はじっくりと頭の中で
まだ形になっていないもやもやしたもの・・・を形にしていく作業をする時。
そしてそれはいつも、わくわくととても楽しい時間だ。
形なきものを形にするという面白さは、口ではうまく説明できない気分の高揚がある。
来年は作品たちを、できれば少し連作のように並べてみたい。
ストーリーというほどのものではないかもしれないが、或る統一感のもとに纏めてみたいと妄想している。
素材としては町工場のような、鉄や鋼の匂い、
そして金属の錆や無装飾の建造物、・・・そんな感じを大雑把に考えている。
そして、また新しい展示に向かって一作一作を丁寧に作っていくのみ。
なかなか出来ないことではあるが、最新作が常に自分の最高作であるようにと
そう願いながら。
画像は、おそらく来年の展示作に素晴らしい素材を提供してくれるであろう
大好きな墨田区のY町にて5年前に撮ったもの。
何の工場であるかはさだかでないが、惹かれ続けている一角。

お暑うございます。
暫く涼しさが続いていた東京ですが、また猛暑がぶり返しています。
皆様お変わりございませんでしょうか。
今日は画はちょっとオヤスミして、番外編。
ワタシのカメラコレクション(笑)。
普段、町歩きは写真ブログ関係の方々とすることが多いのですが
そうすると、もう皆さん持っておられるカメラときたら、
お宝ものがゾロゾロ、とっかえひっかえしているレンズだって
もうどれも・・・溜息もの。
「ちょっと持ってて」なんて言われた日には、持つ手がガクガクブルブルもんです。
それに引きかえワタシのバアイは、キャノンのデジカメS90をぶら下げて
気楽にぱちぱち。
しかし、実はカメラが大好きなのです・・・
と言っても、「カメラもののグッズ」なんですね。
特に、ちっちゃいもの中心。
画面右側ふたつはネックレス、
その左は携帯にくっつけているふたつのちっちゃなストラップ、
中央上はスケルトンタイプのミニカメラ(これは撮影できます、粗いけど)、
そして左下はカード入れで、いつもスイカを入れているもの、
黒い箱型は何と鉛筆削り!
どれもとても気に入っております。
そしてどれもお値段は1000円程度!(笑)
こういうオモチャめいたものって、楽しいですよねー。
ではでは。

国立近代美術館@竹橋で始まったクレーの展示に行って来た。
会期が長い(~7/31)のだが、またテレビでやったりすると混雑するので、早めにと思っていたのだ。
以前から(作品が)「クレーに似ていますね」と言われることが度々あり、でも正直なところ全く頭になく、画集も大して見たこともなければ実物もなくてここまで来てしまった。で、今回かなり大きな展覧なので、これは見ておかねばなぁと思っていたのだった。
それにしても出品点数が思いの外多かったが、素描系もかなり多くメリハリのある展示ではあった。
油彩のものがやはり私としては見ごたえがあったが、意外にも面白かったのが、クレー自身が写したアトリエの写真の数々。これがなかなか格好良く、その演出された空間が作者らしくて素敵だった。
今回の展示はクレーの画の作り方のプロセスにも切り込むという、興味深い企画でもあったが、こちらは私としてはやや掘り下げの足りない感があったなー。かなり期待していたのだが、多分実作する人ではないキュレーターが解説しているのだろうから仕方ないか。。。
しかし、何といってもこれだけの点数のものを見られる機会はそう無いだろう。
やはり実物は作者の息遣い筆遣い・・・が直に伝わってくる。
見終わって結構疲れたが、実際にマチエールまで見ることが出来たのは非常に良かったことであった。
うーん、でもやっぱり根本的な方向性は、ワタシとはあんまり似てない気がします。
(それは、大画家と比較するとかいうレベルでは勿論なくて、たまに「似てる」と言われることに対して。
やはりモンドリアンのほうに自分の重なる部分が多いかも。。。)
今日は千駄木、根津界隈の御馴染のお店を廻って、展示のDMをお願いして、ちょうど根津の最後のお店に居た時に、急に地震が。。。どんどん揺れが酷くなり、お店のオーナーのべこちゃんと外へ。路地がぐらぐら揺れて電線が唸って。通りがかった小学生の女の子が、一旦通りすぎてまた私たちのところへ戻ってきたので、「大丈夫よ」「一緒にいよう」と路上で3人で抱き合いながら、揺れの収まりを待ちました。
幸い怪我はなかったのですが、傍の骨董屋の店内では大きな陶器が音を立てて割れていました・・・。
このまま建物が倒壊してきたら、という恐怖で一杯でした。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
3/14追記:
拙展示は、今のところ予定通り3月24日より行うと思います。
変更がある場合は、ここにお知らせいたします。
地震前にDMをまとめて投函致しましたので、皆様のお手元に今日あたりから着くことと思いますが、
それどころではない方も多いかと思います。
今回は小さな展示ですので、その場合はどうぞご放念下さいませ。
よろしくお願いいたします。
幸い怪我はなかったのですが、傍の骨董屋の店内では大きな陶器が音を立てて割れていました・・・。
このまま建物が倒壊してきたら、という恐怖で一杯でした。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
3/14追記:
拙展示は、今のところ予定通り3月24日より行うと思います。
変更がある場合は、ここにお知らせいたします。
地震前にDMをまとめて投函致しましたので、皆様のお手元に今日あたりから着くことと思いますが、
それどころではない方も多いかと思います。
今回は小さな展示ですので、その場合はどうぞご放念下さいませ。
よろしくお願いいたします。


驚くべき労作の著書が刊行された。
日比恆明著、自由国民社刊『玉の井』である。
「赤線跡」シリーズ等でお世話になった自由国民社の、名編集長竹内氏が拙個展に来て下さってこの情報を頂いたのだが、実際この分厚い著書を手にしてめくった途端、鳥肌が立つような想いであった。
永井荷風の『濹東綺譚』の舞台として知られる玉の井であるが、知られている割には、これまでその赤線の町としての経歴の詳細を実証的に著述した書籍というのは、無いに等しかった。それが、今回この著書では実に詳細に調査し検証され、荷風ファンは勿論、玉の井に興味を覚える人にとっては、必読の著書である。
特筆すべきは、著者の歳月をかけた聞き書きと、戦前戦後のカフェー街の地図、そして店の内部の間取り図。こうした町の実地踏査には、聞き書きの重要性は大きい。だが、これは途方もなく骨の折れる、時間のかかる作業だ。しかし著者は丹念に丹念にそれを繰り返し、またその中からきちんと裏付けのとれる話だけを注意深く選んで記録する。また、これまで幾度か探査されながらも不完全で明確でなかったカフェー街の地図を、非常に詳細に明確な形で提示してある。私などは、もうこの地図だけでも感服してやまないのだが、今まで輪郭のもやもやしていた様々な事項が、判り易く丁寧に述べられており、膨大な資料とその検証・分析に基づく内容は、定価2800円では安すぎるとも思わせる貴重なものであると言える。
昨今は赤線跡歩きをする人も増えたが、是非そうした人にはこの著書をまず読んでほしいと思う。そして在る意味大変デリケートな来歴を持つこうした町の、明暗(極楽と地獄・・・)をふまえた上で、静かに歩いてほしいと思う。既にこうした町は現代からほぼ姿を消しつつあるのだが、こうした稀有にして貴重なルポルタージュは、今後益々その存在の意味を大きくしていくだろうと思われる。

今年の展示が終わったばかりなのに、もう来年のことを書きます。
来年の個展はタイトル未定ですが、モチーフは「Bar/Snack」系です。
個展終了後、2+のオーナー加藤さんとも、既に来年の傾向と対策を話し合っており(早)、
既に描く目星を付けている物件はどっさりあり(笑)、
この個展中にお客様を見ていて気付いたキーワードもあり、
今年よりも作品点数は増える予定です(断言して好いのか?)。
物凄く描きたいです。
一年かけて、じっくり描きます。
なので、今資料整理中です。
その中の一枚。
好い感じですねー。
勿論このままそっくりには描かないと思います。
一度自分のフィルターにかけて、描きたい要素を掬い取って描き出します。
この建物の全景や周囲も、とても惹かれる一角でした。
場所は企業秘密にしておきます(笑)。
次回も御期待下さい。

本年に予定していた展示がすべて終わって、今日は半日家の片付け。
そして、展示が終わってからというもの、毎日眠い。。。
と言うのも、個展の10日くらい前から午前3時過ぎになるとばきっと覚醒し、その後眠りたいのだがなかなか眠れず、浅くうとうと・・・としたと思うと起床時間(午前5:40)。そんな毎日で、もうそれは以前から慣れっこになっている自分の習性なので仕方ないのですが。
で、展示が終わったら、眠れるようになったので、やっぱりどこか緊張の糸が期間中は張り詰めていたようです。
でもある意味、そういう緊張した時間を持てるのはシアワセなことかもしれないとも思います。だって好きなことをやっているのだから。。。
先日、朝何の気なくテレビのニュースを見ていたら、ライオネル・リッチーが来日してのインタヴューで、
「・・・朝起きて、歌いたい歌がある。その限り、この仕事を続けたい」。
胸のなかに澄んだ風が通り抜けるような言葉でした。
好いなあ。
シンプルだけど、そういうことなんだ、ほんとに。
ワタシでは随分と重みに差がつくが、
「朝起きて、描きたい画がある。その限り、描いていたい」。
(笑って好いのよー)
(画像は、描いてみたい物件のひとつ。場所は・・・ヒミツです。)