
京都のことを語らねば。
ブログを始めてからずっと思っていたことだ。
と言っても、普通京都からイメージするものとは異なり、私の場合はまた場末の京都の町から始まる。
大学を卒業して暫く、研究室の助手をしていた。といっても非常勤の、いわば雑用係である。その日も頼まれた何十もの論文を探してコピーをとるため、ずっと図書館の地下階で地味な作業を続けていた。飽きるとちらちら雑誌のバックナンバーをめくったりして気分転換。と、たまたま「太陽」の1987年5月号が「特集 私の京都案内」。捲ってみる。杉本秀太郎、川本三郎、吉増剛造・・・、そのなかに村松友視「幻のH遊廓を行く」という記事があった。
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