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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
幻景の町


3/27~29、京都に滞在した。27日、薄日の射す春めいた中、6年ぶりにHを訪ねた。ブログで知己となった大阪在住のm-louisさんと、やはり彼のブログ友達である建築家のちはるさん(男性。)と落ち合う約束をしていたが、その前にどうしてもひとりでまず見ておきたくて、1時間ほど前には駅に着いた。久しぶりに見たHの町は、櫛の歯が抜けたように更地が増えてしまっていたが、相変わらずしんと閑かでゆっくりめぐれば、まだそこここに遊廓だった名残があった。年老いてはいるけれど、そしてもう手足の自由はきかないけれど、歳月の流れに任せきっているような穏やかさが感じられた。寂しいけれどいつかは人も建物もなくなっていくのだ。
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