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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
しぐれの袋小路


橋本から京都市内に帰る途中の車窓からの景色に、いくつか忘れがたい断片があり、どうしても降りてみたくなった私は、翌日の午後にまたその景色を訪ねていった。電車は少し町並より高いところを走っていたので、目を引いたその甍屋根の並びがよく見えた。駅からその景色を追うように歩いたが、今度は地べたを這うような感じで、なかなか車窓のようには俯瞰することができない。しかし、細い路地を入っていけば、はっとするような場末の家並が目の前に薄暗く現れる。
折悪しく、かき曇ってきた空から、ぱらぱらとしぐれが降ってきた。春だというのにめっきり寒く、北風に変わってあたりが一段と暗くなる。
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