
昨日、拙画を表紙に使っていただいた本が出来上がって、編集者の方がNomadの展示を見がてら、持ってきて下さった。
タイトル『福祉史を歩く 東京・明治』(河畠修著、日本エディタースクール出版部、装幀は中山銀士氏)。画は、今年の年賀状にも使った作品で、どこという特定の町ではなく、坂道を挟んで何処にでもあるような町、しかし記憶のなかの町であるような・・そんな雰囲気で描いたもの。往来堂書店に出しているポストカードにもこの絵柄のものが販売中。
「福祉史」などと聞くと、何だか縁遠いものと思いがちだが、この本はその歴史を堅苦しく説明したようなものではなく、根本的に「町歩き」の本になっているところが面白い。ここに出てくる町は、四谷鮫河橋、上野万年町、滝野川、巣鴨、本郷、麻布永坂町などなど。これらの地名にピッと反応する方も多かろう。
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