
夏に取材した色々なバラックの写真を見ながら、(写真は下手だが)様々にかたちをつくってみるのが愉しい。特に集合バラックとも言うべき長屋群の、アーティスティックな思惑など全く無い(筈の)塊は、本当に魅力的だ。色も素材も形も、必要だからそうなったという「必然」の存在感。そしてだんだん見ていると、ユーモアやウィットや諧謔味まで感じられてくる。
モノクロの、ちょっと遊びのある線だけでかたちを描いて、そこに黒とグレーだけで、シンプルに味付け。動かない建物たちだけれど、何だかリズムのようなものを感じる。ジンタのリズムが合うように思うのですが、如何。
[Barracks] 10×14cm 2006
画用紙にミリペン、筆ペン、色鉛筆
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