
普段町歩きを独りでしているときは、土地の高低差などまったく念頭に置いていないのであるが、昨日行われた「第四回アースダイビング」では、初めてそれを意識して歩くこととなった。
王子のあたりもゆっくり歩くのは初めてだ。石神井川の現在までの成り立ちに諸説あるなどとは知らなかったし、今は暗渠となっている箇所を辿っていくというのも、いちいち感心するばかり。今後は多少なりともこうした意識を持って、未知・既知の町を歩いてみようと啓発されました。
半日歩いたなかで、私がとても気になった建物が今日の画。
暗渠となった音無川に落ち込む斜面部分に沿って、三階建ての住宅が並んでいる処があり、何となく築地などの旧水辺バラックを彷彿とさせる趣だったのだ。建物はそう古くもないようだったが、隣接する家との間の斜面に、吃驚するほどほそーいコンクリ階段が造られていた。人がやっとひとり通れる狭さだが、日常生活にはなくてはならないものなのだろう。(画は実際の建物をだいぶ換骨奪胎しております、毎度ですが。)
最後になりましたが、入念な下準備とご案内をして下さったiGaさん、masaさん、そして最後の素敵な打ち上げ場所の「とも」(墨田区向島4-23-1、tel.03-3624-9078)を手配して下さったLOVE GARDENのcenさんyukiりんさん、参加なされた皆様、愉しい一日をありがとうございました。
[ほそーい階段] 2006 14×12cm
きなりの紙にミリペン、鉛筆、サインペン
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