fc2ブログ

N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
ミステリーのカット2


前回に続き、カット作品。「氷柱」というタイトルの小説の冒頭部分の殺伐とした風景を描いたもの。こういう何でもない、普通は味気ないと思われるような風景を描くのが好きなのである。
鉄塔も好きである。
「好き」というより気になる、という感じであろうか。
無機的なものの持つ、妥協のない雰囲気に惹かれるのか、小さい頃からだだ広い原っぱに鉄塔がある景色を眺めるのは、嫌いではなかった。不思議な感覚・・・というより、やっぱり変なんだろうな、ワタシは。


多岐川恭著『氷柱』中扉カット 創元推理文庫 2000刊
水彩紙に筆ペン、鉛筆
スポンサーサイト



Designed by aykm.