
最近は、ペン画を除いては線だけの作品は少ない。
でも私にとって線、というものは尽きない魅力にあふれたもの。
そして私の好きな線は、細くて靭い線。
だが最近は、かつてよく描いた、ぴんと張りつめたものよりもう少し、のらくらした線を描くようになってきた。トシのせいもあるかな。
でも、つよくても遊びのある線というのは魅力だ。
もっともっと、味わいのある、自由な好い線を描けるようになりたい。
この画は90年代のもの。
パステルで塗り込めた黒バックに描いたので、モニターでは暗めに見えるが実物はもう少し明るい。
これはこれで、自分の描きたい線を懸命に描いている感じがする。
モチーフは、文京区の小石川植物園にある、内田祥三設計の昭和初期の建物。なかなかモダンで素敵な時計塔のある建物である。
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