
展示が終わってあっという間に一週間。ちょっと解放された気分と、もう次に描く画のことで本当は頭の中は一杯なのだ。(ですが今回も画像は写真で失礼します)
ここ数年ずっと考えていたのが、小さな画の本を創るということ、そしてそのための画を描くということだった。それでF0(18×14cm)というサイズの小さな画を描きためていた。昨年のNomadの展示ではその画を出展し、だいぶ売れて数はなくなってしまった。だが、本にするためにはまだまだ練り上げ方が足りない段階だったし、カフェに来る人たちの好みや感想なども、その後とても参考になったのだった。だからまた1から描き始める気持ちでいるのだが、そのスタイルにもコダワリがあって、なのにこれという構想が今一できあがらず、その間ばたばたと色々なことがあって、延び延びになってしまっていた。
それが皮肉なことに、つい先頃、前回も書いた近所の大好きだった赤錆の家(画像)が解体されてぽっかり更地になったのを見たとき、小さな燃えるようにあかい家を描いてみたくなり、と同時に頭の中にその画がはっきり浮かんだ。おかしなものである。そして同時に本のスタイルも、「こう」というものが漸く見えてきたのだった。(続く)
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