
前回の続き。
画の本を創る、ということを考えるにあたって、そのスタイルに非常に拘ってしまうのは本末転倒のようであるが、私のバアイに限ってはどうしてもその部分を他人任せにできない気持ちがあって、それを念頭に置いてしまう。言い方を変えると、「本」という形式がとても好きなのだ。
そこに展開する画にも、或る意味一貫性を持たせてまとまりのあるものにしたい。その頁ページが独立して美しい、・・・まあそれは遙かな理想でしかないのだが。たとえば望月通陽さんの画の本などは崇高なる憧れである。
今回「タテモノのカタチ展」でご一緒したオーライタローさん、岡本雄司さんもそれぞれ形は違うが、本の形にした作品があり、とても参考にさせて頂いたと同時に、やはり冊子や自家製本の形に対する想いのようなものも多少なりと感じた。やっぱり好いなあ、ページを捲ると画が展開する、っていうのは。(続く)
*今回の画像は、数年前に、本の見返し(表紙の裏側)部分にこんな幾何学模様を使ってみたいと描いてみたもの。そんな贅沢なことは、実際にはおそらく無理だと思いますが。。。)
スポンサーサイト
| HOME |