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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
ミニアチュール画本-その3



ミニアチュール、という呼び方を初めて私の画にして下さったのはオーライタローさんで、それまではそんなコトバさえ知らなかった。厳密には、もっと細密な画を指す呼び方なのだろうが、この言葉の持つイメージに惚れてしまった。精緻で、宝石のようなイメージ。しかし描きためていた小さな画たちは、やはりおよそそこからは遠い気がした。もう少し、ひとつひとつに時間をかけて、その完成度のようなものをアップしたい。

画像のようなミニ彩色画を、もっと納得いくまで練り上げ磨き上げたものにして描きためる、それがひとつ。

それと、意外といつも好評な「陋巷画日記」の線画シリーズ。これも本の中の一部に入れてみようかなと思っている。その部分はできたら紙も変えて、ちょっと生成な色の、ざらっとした感触のもの。こちらは今までの感じを継投し、字と組み合わせた走り描き的なもの。もう少し、本にすることを意識して、でも気楽な感じで。

2冊分冊にすることばかり考えていたのだが、いや、両方とも私の要素だし、一緒にしても好いのではと最近思うようになってきた。
デザインや装幀も、心強い味方がブログのおかげで何人か居てくれるので、できるところまでは自分たちでやってみたいと思っている。
漸く数年がかりで此処まで纏まってきて、さてあとは描きためるだけ。

前置きが長くなってしまいましたが、今後このブログにも多少本作りを意識した作品もアップしていきたいと思っています。(勿論大きい画も描きますが。)
道は長いし、完成がいつになるのかは見当がつかないけれど、そのプロセスこそが醍醐味なわけで、愉しみながらこつこつ細々淡々とやっていければ好いなと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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