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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
うずもれたきらめき



久々に陋巷画日記。

タテモノのカタチ展が終わって、秋日和の日に町歩きに出た。浅草神谷バーを始点に、目指したのは久しぶりの墨東。(同好の士とツアー詳細はこちら参照。)余りにオキマリぽいのでずっとご無沙汰だった鳩の街と玉ノ井周辺を徘徊。

ほとんど無いことも覚悟していたからか、思ったよりまだ建物も痺れるものがちらちらと遺っており、改めて墨東の深さを思い知る。寂れてひっそりしているが、建物の意匠の繊細さや、アールのついたバルコニーのやさしさに、小さな宝石のようなきらめきを感じてしまう。すれちがった品のよい、腰の曲がったおばあちゃんが「賑やかだったですよ、とても」。。。

歩きまわった時間も長かったせいか、メモリーの容量いっぱいになるまで写真を撮ってしまい、その中からどれを先ず描くかと迷いに迷ったが、やはり一番陋巷チックな、タイル円柱のあるこの路地を描いてみた。
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