
「まちの木霊2008」の展示は無事終了致しました。
おいで下さいました皆様、本当にありがとうございました。
さて御礼もそこそこに、もう次の展示のお知らせ・・・です。
以前に予告いたしておりました、ステンドガラス工房nidoとのコラボ展の詳細が決まりましたので、お知らせしておきます。
タイトル/
pp et nido~ピアニシモな建築たち~
(*ppは音楽記号で、ピアニシモと読みます)
2008/4/26(土)~5/6(火) 水曜休み
11:00-20:00
台東区谷中3-13-6 nido
03-3824-2257
期間はちょうどゴールデンウィーク、根津神社はつつじ祭り、そしてお馴染み谷根千の「一箱古本市」とのタイアップ企画となりました。
4月中旬に素敵なDMも発送予定です。
路地裏の古い建物を自分たちで改装して工房とshopにしているnido.。
その作品は洗練されていながら、暖かくファンタジックな趣。
そして、拙作品はちいさなちいさな板に描いたミニアチュールな建物たち。
そのコラボレーションを是非お楽しみいただけたらと思います。
また会期が近づいたら間際にもお知らせいたします。
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以前にちょっとお知らせしました「まちの木霊」の展示の詳細DMができましたので、お知らせ致します。上記画像の通りの日程となっています。
私(大倉ひとみ)は作品「廃街」1点の出品予定です。
*在廊予定:3/29(土)、30(日)
その他の平日もちらちら覗きにいくと思いますが、
平日においでのご予定の方は、是非こちらのコメント欄(非公開でも構いません)、もしくはメールでお知らせ下されば、 日時を合わせられると思います。拙宅からは近いので、ご遠慮なくお知らせ下さい。
また、私の展示はギャラリーKINGYOのほうです。
ここはちょっと場所がわかりづらいです。 こちらの地図も参考になさって下さい。

トタンの継ぎ接ぎしてあるものを「トタンパッチワーク」なぞと時々呼んでいる。
ごく偶に、トタンを建材にわざわざ用いてその線を狙ったような建築も昨今は見られるが、ワタシの好んで歩く陋巷のトタン建築は、そんな作為なんぞはまず感じられない。ただ必要であったがために継ぎ接ぎし、それが偶然にも得も言われぬ造形となっているのがほとんどである。
言い過ぎるかもしれないが、ワタシはとても純粋なものを感じてしまう。
可笑しなものだと自分でも呆れるが。
画を描きながらいつもシンプルなかたち、色を模索する。
だがえてして引き算というのは難しい。
そんなとき、不意にそれの具現化のようなトタンパッチワークの建物に出くわしたりすると、
心の底から感心し、感動し、ああ敵わないなと脱帽してしまう。
そしてそう思いながら、やっぱりこれを描いてみたい、
飛躍するのは常ながら、こういう風に
<シンプルに、無駄が無く、作為もなく、なのに好い!>
・・・生きてみたいなどとも思ってしまう。
陋巷のトタン建築に、人生まで教わっているのである。
可笑しなものだと、またまた何度も自分でも呆れるが。
笑。
*この画もnidoのステンドガラス額付で、4月末からの展示に出す予定です。


陽ざしが一段と明るさを増し、夕暮れ時もほんのりした雰囲気が漂い始めるこの季節。
そうなるとご多分に漏れず、私も桜の咲くのが待ち遠しくてなりません。
本物の桜もたとえようもなく好きですが、文様となった桜もこれまたフェチ、というくらい大好きなのです。そして、桜を描くのも。。。
左の画像は、嘗てデザインした桜模様の葉書の数々。
日本画の絵の具である胡粉を使って描いていますので、心なしやわらかな色彩です。
こうしたデザインを考えるとき参考にするのが、昔の着物や帯の柄なのです。
右はアンティークの帯二種。ふたつとも昼夜帯といって、裏側にも柄があり、謂わばリバーシブル。
もともと着物だったのを帯に仕立てたものらしく、少し傷みはありますが、鮮やかで浪漫的な昭和の初期頃のもの。とてもやわらかい仕立てです。
そして、描かれている桜の、はんなりやさしく、そして浮き立つように華やかなこと。
日本人が、いかにこの花を愛してきたかが感じられます。
谷中の桜の木も、日ごとにつぼみをふくらませている様子。
今年の桜はどんなでしょう。

まだ少し先ですが3月になりましたので、この春の展示のお知らせをふたつ。
もう少し近づきましたらもっと詳しい情報を出せると思いますが、取り急ぎ日程が決まりましたので。。。
2008/3/25(火)~30(日) 「まちの木霊」(グループ展)
@千駄木 ギャラリーKINGYO
2008/4/26(土)~5/6(祝) nidoとのコラボ展(タイトル未定)
@nido (谷中)
nidoとのコラボ展は時々お知らせしておりましたが、その前に「まちの木霊」というグループ展に今年も参加する予定です。その折、過去作ですが画像の「廃街」(F30)を出品する予定でいます。
この画は今まで未発表のままお蔵入りしていたもので、とにかく一度展示する機会を持ちたいと思いながら実現していなかった大きな作品(909×727mm)です。この写真は画面の左端部分が切れており、実際はもう少し奥行きがある画となっています。
ブログを始めてからは大きな作品は展示しておりませんので、実物は小さな作品しか見たことがないな~という方に是非御覧戴きたく思っております。この作品に関してはこのブログの2006年3月、「京都断章2」として、制作意図などを綴っておりますので、未読のかたはよろしければ御覧下さい。
桜の咲く頃、そして葉桜の若葉のうつくしい頃の展示です。
皆様にお会いできますのを、そして作品を御覧いただけるのを愉しみに致しております。
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