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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
pp et nido~ピアニシモな建築たち~ 始まりました
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いよいよnidoコラボ展、

pp et nido~ピアニシモな建築たち~

が始まりました!
初日からおいで下さった皆様、ありがとうございます!

4/26(土)~5/6(火) 11:00-20:00  4/30(水)は休み
台東区谷中3-13-6  ステンドガラス工房&shop nido
tel. 03-3824-2257


mapはひとつ前の記事↓をご参照下さい。

写真入りでご紹介記事を戴きましたブログ
*やまださんのブログ 「谷根千ウロウロ」→こちら
*korotyan27さんのブログ 「ゆっくりFrogライフ」→こちら
*いのうえさんのブログ 「漂白のブロガー2」→こちら
*マフィンマンさんのブログ 「東京雑派」→こちら
*fuRuさんのブログ 「af blog」→こちら
*Niijimaさんのブログ 「Across the Street Sounds」→こちら
*銀ねずみさんのブログ 「昭和のレトロ食堂」→こちら
*タカノアヤさんのブログ 「haihai mail」→こちら
*titti=tin boxさんのブログ 「ブリキの箱」→こちら

皆様ありがとうございます。


ワタクシ大倉ひとみの在店日ですが、
初日のみ15時頃~
あとの日は13時頃~夕刻くらいは居たいなと思っておりますが
日によって変更もありますので、おいでの際は是非メールかコメント(非公開も可)
いただければ助かります。
不在の節は失礼お許し下さい。

思い返せばnidoとの出会いは3年前に遡ります。。。
[pp et nido~ピアニシモな建築たち~ 始まりました]の続きを読む
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N的谷根千shop案内



展示も近くなってきました。
4/26(土)~GWは皆様是非、下町 谷中・根津・千駄木散歩にお出かけ下さい。

というわけで、今回は私的ではありますが、お気に入りの地元のお店をピックアップです。

昨年から今年にかけて、谷中には新しいお店が幾つか出来たのですが、その中でも当初から好きになってしまったお店が2軒あります。

ひとつは、プフレーゲライヒト。この、変わった名前のお店はnidoさんが「大倉さんが好きそうなお店ができましたよ~」と教えてくれたお店。小さいけれど清潔感あるディスプレイは、何でも器用に手作りなさるオーナーの来(ライ)さんのセンスに溢れています。ヴァイオリンの製造を学んだ彼女らしい、色々な道具や釘などの商品もあり、雑貨屋さんですがその括りを超えた楽しいお店です。
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お店に伺うと色々ほしくなってしまうのですが、先日はしっかりした縫製の、布バッグを戴きました。洗練された縞の模様、小振りのサイズ、巾着のかたちも可愛く、これもライさんがひとつずつ手作りなさっています。私と同じく透き通った色のものがお好きとのことで、バッグ横のプラスチックのボタンブローチもありそうでない、可愛いものです。

もうひとつは、nidoからもすぐの谷中よみせ通り沿いに最近できた、Maisという洋服屋さん・・・というか雰囲気はブティック。でも私が紹介するくらいですから、入りやすい雰囲気と、あたりに溶け込む温かさがあります。まだたった一度はいっただけですが、これからは行きつけになるでしょう。
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ここの商品はご主人がデザインされた洋服を奥様がお店で販売担当なさっている、ということでしたが、サイズも小振りな感じで私にも合いそうだし、やわらかな素材で見た目にも心地よく、それでも何処かに可愛さのあるデザインが素敵です。
小物のセレクトもセンス好く、一目で気に入ってしまったこのピンブローチ兼髪飾りを戴いて大事にしています。お店では柔らかい綿マフラーの首もとをこれで留めてありましたが、私はバッグにつけたり黒い服の襟に留めたり、着物のときに髪に挿したりとフル活用しています。

最後にもう一軒、根津にあるアンティーク着物の店、Ponia-pon
アンティーク着物ファンにはかなり有名なお店ですが、私は家が近所なのでスーパーの買い物袋を提げて前を通ることもしょっちゅうです。
店主大野さんの目に留まった大正昭和のうつくしい着物は、いつまで見ていても飽きない魅力に溢れています。モダンであり華やかであると思えば、儚く無性になつかしい想いを誘うものも。。_Y3H1460aaa.jpg

閑なときは着物のお手入れや、帯結びの秘策、そして非売品の珍品なども見せていただいたり教えて頂いたり。この縞の着物は汚れや傷みもあったため割と安い値段で出ていましたが、相談して袖口を織り込んで汚れを見えなく仕立て直して戴いて着ています。自分の着物のなかでもとても気に入って愛着もある一枚です。古い物の好さを今に甦らせる、こんな素敵なお店が近くにあるのはまことにシアワセなことです~。

どのお店も共通しているのは、お店のオーナーさんが魅力的で学べる何かを持っているということ、自分の感覚と(僭越ですが)似通う部分があるのではと思われること。そして、作り手の意思が伝わる商品を置いているということでしょうか。

勿論他にも沢山この町には素敵なお店があるのですが、最近特に・・・と言われるとこの3店。そして勿論、そこにnidoも入れましょう。

*nido展のほうの私の在店日予定はまだあまりはっきりしませんので、もしお見えになる日がわかりましたらメールやコメント(非公開も可)いただけると助かります。よろしくお願いいたします。
階段途中の青い屋根
階段途中の家299


nidoとのコラボ展 pp et nido~ピアニシモな建築たち~ DM只今皆様に謹んで配送中です。
よろしくお願い致します。
来週には「一箱古本市week」関連の、地元 谷根千のお気に入りのお店なども紹介していきたいと思います。

合作の展示作品のほうも8.5割くらい(笑)出来上がっています。
nidoさんとは今回ますますお互いに呼吸が合ってきて、好い感じで進んでいます。というより、nidoさんのおかげで、ものすごく可愛くいとおしく仕上がっています。。。
今回は小物が多いのですが、壁面に余裕がありそうなので、nido額は付いていませんが、画本のために描きためている作品何点かも飾って頂くことになりそうです。そちらのほうは販売できませんが、コラボ作品のほうはすべて商品となります。一応展示作品なので、すべて最終日まで展示をいたします。

画像の画はこれからガラス額が付きます。
青い屋根って、何処にでもあるのですが、なんか好いですよね。
時計のある床屋さん
時計のある床屋さんの春298


もう少しでnidoコラボ展<pp et nido>~ピアニシモな建築たち~の素敵なDMが出来上がります。
今度の週末までには皆様に発送できると思いますのでお待ち下さい。

さて、展示作品のほうも大詰めになってきました。

今回アップした作品は、16cm四方の正方形の画面(麻紙ボード)を菱形置きにして描いてみたもの。
最新作です。
この間は「時計のある本屋さん」だったのですが、今回は床屋さんです。で、また可愛い時計が軒下に付いています。このお店も京都で出会ったのですが、ほんとに可愛いたたずまいでした。京都の好さは、こういう店が町なかに溶け込むようにちんまり在って、そしてとても大事にされているような雰囲気があるところでしょうか。かなり古いようにも思え、特に凝った意匠などはないものの、廃れた感じはなくて、時計もきちんと時間が合っていました。

さてさてこの作品ですが、nidoさんにお願いして、額にとても可愛い細工(或る物をくっつけて貰う)をしていただこうと思っています。
どういう細工かは、見てのお楽しみ~ということに。
裏街幻景
朔太郎の裏町297


うらうらと陽の照り返す季節になると、浮き立つ気持ちと裏腹に翳りの濃い裏町に潜んで行きたい気持ちにもなるのは何故だろう。

すっかり忘れていた詩人の言葉が断片的に想い出されると、あかるくつるつるした、だが何処かそらごとのような街にはくるりと背を向けて、時代錯誤のようななつかしい細道の奥の、しっとり湿った翳りの中に身を置きたい気持ちに駆られる。

葉桜の透明感あふれる緑、それらを愛しながらもその無傷のさまに痛々しさを感ずるのだ。

・・・こんなふうに書くと、何だか精神を病んでいるように見えるだろうか?
しかし裏町の散歩者なら、どこかに僅かでも潜んでいる想いではなかろうか?
・・・まあ他人の事は解らないが、
少なくとも私は多分、やっぱりずっとそういうものを意識し続けるだろう。
そしていつか、私というかたちもなくなって、しっとり湿ったあの翳りの中に帰っていくのかもしれないと思う。


時計のある本屋さん
時計のある本屋296


*4/26~ ステンドガラス工房nidoとのコラボ展のお知らせは、ひとつ前の記事↓を御覧下さい*


nidoとのコラボ展は、ちょうど谷根千の「一箱古本市」weekとの関連企画ということになり、そちらのパンフレットなどにもお知らせが出ることと思います。

ということで、本屋さんの画を。

これは実際には本屋さんではなかったのですが、京都に行ったとき、町なかで時計の付いている可愛い建物を見つけました。「あ!描きたい」と思い写真にだけは撮っていたもの。頭の中でイメージを加えて、ちょっと古いけれどモダン味もある建物に仕立ててみました。
京都には実際なかなか好い本屋さんも多いのです。

陽ざしも日に日に延びてきて明るさを増しているこの頃。
この画も新緑の季節に、ガラスの額をまとってお目見えできそうです。
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