
あかいろ、と言ってもそのバリエーションは余りにも豊富で、一口には片づけられない気がしてしまいますが、中でも特に私が反応してしまうあかは、着物の紅絹(もみ)の色だと思います。朱よりも緋、紅、という言葉にちかいイメージ。昔の着物の長襦袢によく使われた色で、紅花をつかって染めていたのは、身体に善いとされていたからだと何かで読んだことがあります。
そんな色の画が出てきたのでアップしました。
もう十年も前の作品ですが、この頃は背景にパステルを多用して、かなり塗り込んでおり、触るとまだ指にあかい色が付いてしまいます。そこに、白の線描だけで描いた町。
何処というモデルはありませんが、記憶の中にある過去暮らしていた町のような気もします。
緋い、紅いまなうらの町。
スポンサーサイト
| HOME |