


アンティークの帯のなかで、ワタシがめっぽうヨワイのが鳥のいるデザインの帯。
つぶらなまるい瞳、ちっちゃなアタマ、長い尾っぽにとりどりの羽。
大正昭和の帯には、何故か鳥の柄がよくある。
そういえば昔の童謡も、小鳥の歌は色々ある。歌を忘れたカナリヤ、あかい鳥ことり、ななつの子。。。どの唄もちょっぴりものがなしくて、なつかしくて、やさしい。そんなあまずっぱい幼い頃の記憶が何処かによみがえるせいだろうか、こんな小鳥たちに出会うと、たまらなくて抱きしめたくなってしまう。
着物の柄にも鳥のものはあるけれど、ワタシは帯のお太鼓部分に、ちょうどちょこんと登場するような鳥たちが好きだ。うまくその部分を出して締められた時は、それだけでウレシイ。
この3つの帯は、手元にやってきた経緯も場所もそれぞれ違うのだが、どの小鳥たちも遠い夢の世界のなかから、ワタシに囀りかけているかのようなのだ。
スポンサーサイト
| HOME |