
繰り返しくりかえし、ワタシが描いている、そしてこれからも描き続けるであろう建物がある。
今回の画もそうで、実は前回にアップした画とモチーフの建物は同じである。
今回のは前回よりも尚遡る1994年に描いた小さな作品だ。
そしてもとにしている写真は、さらに遡る1988年に自分で撮影したもの。
勿論現在この建物は無い。
この画では実際とは部分的に随分変えて描いているのだが、全体の雰囲気はこんな感じであった。
不思議な美しい建物だった。
タイルとステンドガラス、洋と和、純粋と猥雑、光と闇。
おそらく間違いなく、ワタシの生涯に於いて見ることのできた「最も美しいもの」のひとつに入るであろう。そうしたものにこの世で出会えたことの、シアワセと不思議な縁を想う。
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