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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
色硝子でおめかし・2
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この画にも硝子の額が付きました。
額、というより最初から全体のデザインをこうしようと思っていたので、もうすべてが作品の一部です。
nidoのほうでもそんなワタシの要望を、そのまま受け入れて具現化してくれます。いつもありがと~。

昭和初期の建築の丸窓、ステンドガラスのデザインの素晴らしさ。
名建築にもありますが、場末の色町の建物にも眼を見張るような凝った意匠がなされていたことに、今更ながら感動するのです。
もう20年余もそういった世界に魅せられ、追い求めて色々な町にも出向きましたが、いつも「投捨てられた襤褸の片(きれ)にも、美しい縫い取りの残りを発見して喜ぶ」(墨東綺譚)・・・荷風のあの文章が頭をよぎります。

画自体は全くのワタシの創作ですが、このコラボ作品に少しでも心動かされる人がいるとしたら、やはり「あの時代」へのそんな憧れを解って頂けるのでは・・・と思うのです。

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