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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
賑々と
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前の記事の画、
だいぶ賑々しくなってまいりました~(笑)。

アドバルーンは、もうめっきり
見なくなりましたねぇ。
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ハイカラ・モダンの町
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今回は、前回とはまたちょっと趣を異にした画(途中)。
ハイカラ・モダンな建築が並んでおります。
そしてその後ろにはとりどりのアドバルーンがぷかぷか浮かぶ、
ちょっと懐古な、ちょっと楽しげな、
そんな画にしてみたいと思っています。

下地を厚めに作り、線描きして明暗を塗り、雰囲気をこれから作っていくところ。
アドバルーンも、最後にはカラフルに楽しく仕上げるつもりです。
聞こえてくるのは、どんな音楽が好いかな?
緋(あか)い夕暮















雨の後などに、暗い空が割れて急にそこだけ明るい空が見えたり、
一面異様なほどにあかく染まったりすることがあって、そんな不思議な夕暮れが好きである。
どんな絵の具でも出せないような、切ないような色合い。
そして、虚しいとは解っていても、画面をあかく塗ってみる。
そしてそこには、やっぱり朽ちかけて傾いた
古い家が似合うのだ。
季刊「住む。」2009夏No.30 特集「あえて、小さな家。」












只今発売中のこの雑誌の、「小さな家新聞」という空色のページに、「トタンハウス」というタイトルで、ちっちゃな記事+画を掲載して頂きました。
「小さな家は好きですか?それはどんな家ですか?名前を付けるとしたら?好きな理由は?」といった質問への答えとしての寄稿という形になっています。

載せて頂いた画はこちら
誌上ではモノクロです。

アースダイビング等でお世話になっている建築家の秋山東一さん古川泰司さんの記事も「小さな家新聞」の中にあります。
(本来なら、とても素人絵描きのワタシなんぞ載せて頂くような場ではないのですね~。編集部の皆様、いつもお心にかけて頂きありがとうございます。)
「あえて、小さな家」という特集もワタシ的にとても好きなので、是非お手にとって御覧になっていただけたらと思います。
poco a poco
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三つ前の記事で線描きのものをアップしていた画を描いております。

こんなふうに、少しずつ様子を見ながら色を重ねて線を描き起こす、作業を繰り返している最中です。
段々に建物(バラック)の輪郭が浮かび上がって来ていると思いますが、これから少しアクリル絵の具で部分部分をはっきり描き、またパステル等でぼかす、ことになると思います。。。

このバラックは元川跡にあったもので・・・というわけでもありませんが、水のイメージが画面に付きまとってくる感じです。ま、梅雨どきのせいもありますか。・・・いや無いかー(いい加減)。
タイトルのpoco a pocoは、音楽用語で「段々と」の意味。語感が好きなもので。。。

三枚扉のアパート・バリエーション












西新宿にあった三枚扉のアパートが印象的で、以前モノクロで描いてみたのだが(→こちら)、今度はそれを色付で雰囲気も変えてやや抽象的に描いてみることにした。サイズはモノクロよりやや小さいF3。

モノクロのダークな感じを、今度は軽快に、万華鏡かトランプ模様か、そんな雰囲気で。
モチーフは同様でも、こうやって描き方を変えてみるのもちょっと愉しい。

まだ途中であって、少しウルサイ感じもするので、もう少し整理しようかとも思う。

昔やっていたピアノの、バッハの曲に、主旋律を次々バリエーションしていく曲があったが、画でもそんなふうに自在に拡がっていったら愉しいだろう。
ま、勿論そこまではワタシはなかなか無理ですが。。。
他者の眼












作品を作って、初めて他者の前に並べたとき、意外な反応を頂くことがある。
勿論、意外というのは、自分の想定外、ということだ。

この「Cafe Luna」という小さな作品は、描き上がった時は良いと思ったのだが、だんだん、ちょっと地味だったかなぁと思えて、少し可愛らしめの額をデザインし、nidoに制作をお願いして付けて貰った。
額はとても素敵で嬉しかったのだが、果たして画のほうはどうかなぁと、自分ではあまり期待していなかったのだ。

しかし展示が始まるとこの作品は好いという方が多くて、すぐお嫁入り先も決まったし、その後もこういうのが欲しいと言われたりした。

逆に、自分ではこれはと思っていたものがなかなか動かなかったりと、やはり他者の眼は自分の眼とは違う視点を持っているのだ、或いは自分では気が付かないことって多いのだなとか、色々考えることも多かった。

だから展示をして色々な方に見て頂くのは、自分独り制作の殻に籠もっている日々の扉を大きく開けてくれるような気がする。だから迎合する、ということでは勿論無いけれど、独りよがりになりがちな見方に、刺激を与えられるのは、やはり有り難いことだと思う。
線で描く
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以前から描きためているアイデア・スケッチのようなものを何の気無しに見ていて、あ、これはまだ画にしていなかったなとか、これは今描いてみてもいいかなとふと思いつき・・・
そうなると早速やってみたくる。

これもだいぶ以前に走り描いておいたものなのだが、忘れていたのだった。
バランスがとれすぎず、やや不安定、でもちょっと諧謔味というかユーモアと言うか、そんなバラック群をだいぶ抽象化したものを、この画では描いてみたいのである。確かこれは築地のバラックをもとにしたんだったなー。

そして、一部線で描いてみたいのである。
これはいつもやろうとしてなかなか上手くいかないのだけれど、今回はちょっと試してみたいと企んで(?)居ります。
昔のような、硬質なものでなく、ちょっとうねうねもあり、真っ直ぐというわけでもなく、でも活きた線、というのが今現在描いてみたいもの。鉛筆描きのものに、これからジェッソをかけて、そのあと綺麗に描き起こしていく予定。どうなりますやら。
Theater Neon
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先日、横浜マリンタワーがリニューアルオープンしたというニュースをやっていたのを見た。
嘗て二十余年間、あのタワーからの光を毎晩見て育った自分としては、やはりウレシイことであった。
雰囲気は往時とはちょっと変わっていたけれども。

何度かここにも書いたけれども、横浜の崖上に住んであの夜景を見ていたせいで、多分今でもneonなどというHNを使ったりしているのだ。

で、電飾関係を描くのも好きでたまらない。
nidoの展示でも「Theater Neon」という小さな作品を出していた(画像左、sold out)が、これもまたアレンジして少し大きく(F6)描いてみようかと(画像右)試している。もっともっと華やかなネオンを点灯させる予定だが、小さいものとはまたひと味違ったものになりそう。

この建物は本当はK市のストリップ劇場をモチーフにしたもので、側面が黒に近い焦げ茶トタン一色で、そこに劇場のHPアドレスだけが白い英字で小さく書かれていたのが、結構格好良かった。ネオン看板の形もちょっと面白い。勿論本当の店名は「Theater Neon」ではない。今回も、他に思い付かなかったら、やっぱりそうしようかな。
場末の看板画像募集中












場末の町歩きを敢行していると出会う、飲食街などの看板。
ありとあらゆるものがありますが、やっぱり自分の名前と同じ屋号のものがあると気になります。
スナック系が多いように思いますが、此処は焼き鳥屋だったようです。
平仮名くっきり、黄桜のほろ酔い河童と並んでいて、かなり気に入っている物件です。
廃れ具合もスバラシイ。(K県F市で撮影)

で、このブログを御覧のマニアックな町歩き+町撮りブロガーの皆様、もしどこかでこれに類するような場末「ひとみ」看板を見つけたら、是非撮影の上、コメント欄にご連絡下さい。勿論今までにこんなのを見つけた、こんなのが写っていたというのも結構です。お店の業種は不問です。メールなど何らかの方法で画像を送って頂ければ幸いです。当方で大切に(笑)コレクションしておき、溜まったら(溜まるか?)このブログ上でアップさせていただきます(または画に描くかもしれませんので、ご承知置き下さい)。TBはスパムが多いため、現在承認制です。
「ひとみ」の他「neon/Neon/ネオン」も募集。

まことに勝手なお願いですがよろしくお願い申し上げます(笑)。
期限はございません。なが~く(このブログを開設中はずっと)募集しております。
スバラシイ看板画像には、ワタクシめより粗品進呈予定です。(ほんとか?)

たまにこの看板シリーズアップしたいと思いますので、よろしく。。。
(今回は画はオヤスミです)


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