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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
ちっちゃなポスター①
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今日はやっと陽射しもぽかぽか暖かく、うれしい日和です。

さてそんな春間近の中、掌サイズの小さな画をちまちま制作中です。
ちょっとレトロな文字入りポスター・・・のような。
色々なものを参考にしていますが、最終的にはオリジナルなものになっています。
お店の名前も自分で考えて付けています(実際にあるかもしれませんが)。

さてこれから、このちっちゃなもの達がドレスアップしていきます。
まだだいぶ先ですが、晴れ姿をどうぞ待っていてやって下さい。
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至近のアパート② 雨の田毎荘













近所のアパートシリーズ。

これも徒歩3分以内の圏内にあるアパート。実はあの曙ハウスからもそう離れていない所にあるのだが、あまり気づかれず、カメラをぶら提げたブロガーの人々も、以外に見落としてしまう物件だ。
でも、ワタシはかなり好きで、この近所をよく通るせいもあるが、通るたびにああ今日も居たねぇと心の中で声をかける。廃屋らしいので、いつ解体されてもおかしくないのだ。

よくあるモルタルアパートで、角地に建っているためか、その角部分が削ぎ落とされたような形になっているのだけがちょっと変わっていると言えばそうだが、あとは何の変哲も無い。
だが、中央部分の樋が錆サビになっていて(ブリキ製なのか?)、その錆色が縦にひと筋、モルタル壁にまで染みて色が付いている。
向かって左側面の屋根伝いの樋は、途中で直角に折れ曲がって用を成していない。
「田毎荘」という名前も、立ち止まってその木片をよくよく見ないと読み取れない。

昭和30~40年代くらいの建物ではないかと思うが、もう御役御免のまま、でも今日も閑かに立っている。
「田毎」と言えば「田毎の月」を連想するが、その名前の由来も知る事も無い。

夜空に月とともに描いてもいいなと思ったけれど、今回はやっぱりあの湿気感を描きたくて、雨に包んでみた。
いつか満月とともに描いてあげるからね。
失われゆく郷愁の在処













今年になって、ワタシ的には見逃せない大きな展覧がいくつかあった。
小村雪岱(埼玉県立近代美)と斎藤真一が二箇所(武蔵野市立吉祥寺美+八重洲 不忍画廊)で。
色々慌しかったので、遅ればせではあるが漸く書いておく。

どの展覧も期待に違わず、大変好くて印象に残るものだった。
どちらも、もう二十年以上前から展覧のある度に何度も観ているけれど、やはりいつも心打たれるのである。

小村雪岱のほうは美術誌やテレビにも採り上げられて、今までになく喧伝されていた。
勿論悪いことではない。この「粋でモダンで繊細で」と銘打った今年の展覧の謳い文句通りの世界なのだが、今まであまり知られておらず、そういう意味では久しぶりに画期的な大きな展覧であった。

斎藤真一のほうは、東京ステーションギャラリーで99年に回顧展的な展示をやって以来の大きな展示だったと思う。
今回は展示替えがあり、後半しか見られなかったのは残念だった。画廊のほうは毎年展示があり、何点かずつは見ている。今年は特に、ワタシの好きな一枚が出ていたのでうれしかった。そしてやはり彼の作品は、実物を見るに限ると思う。あの色の持つ力は、印刷ではどうしたって出ないのだ。

どちらもワタシの画に大きな影響、刺激、いやもっと深い何かを与えてくれた作家であるが、両者に共通するものはやはり、日本人誰もが持っていた筈の、郷愁の在処を指し示していることであろうか。否、言葉にするのは無意味かもしれない。今こうしてもう一度あの画たちの余韻にふれると、切なくもなつかしい遠い日の風の匂いがよみがえるようだ。そして、それは私の中で、深い喪失感をも伴う感情なのであるが。

コラボ展示販売 終了いたしました


雑貨店プフレーゲライヒトとのコラボ展示販売、本日を以て無事終了いたしました。

連日の寒さにも拘らず、おいで下さった皆様本当にありがとうございます。
また、様々な媒体を通じてご紹介下さいました皆様、深謝です。

そして、一緒に作品を作り、また販売のほうはすっかりお任せしてしまいました、
ライさんほんとにありがとうございました。すべて独りで取り仕切っている彼女にとっては、
この2週間大変な労力であったと思われますが、嫌な顔ひとつせず、
製作も夜間をおして頑張って下さいました。
彼女の作り上げた、この素敵なギャラリースペースが、これから色々な作家の方の作品で
彩られることを私も楽しみにしたいと思います。

雑貨と言えど奥が深く、まただからこそ作る楽しみ、工夫などもあり、
私にとってはまた、いつもの画の制作とは一味違ったわくわく感も味わうことができました(笑)。

次の拙展示は恒例、春のnidoでのコラボとなりますが、
それまではまた陋巷の画描きとなります。
ブログのほうも、またどうぞよろしく。。。
(今回は画像なしで失礼いたします)
星空ブックカバー












谷中の雑貨店、プフレーゲライヒトとのコラボ展示販売、後半開催中です。
14日日曜日までです。

ブックカバーも新しく描きおろし、ご覧のような星空文庫タイプが仲間入りしています。
寒い中訪れて下さったお客様、ありがとうございます。
今日は若い男性の方が、THEATERタイプの帆布バックをお買い上げ下さいました。
とても丈夫で、男女兼用できるデザインですので、是非お手にとってご覧下さい。

皆様に、ブログをはじめ谷根千ではお馴染みのみなさんのツイッターなどでも色々ご紹介頂き、本当に感謝しております。
ありがとうございます!
お蔭様でネットを通してのお客様がとても多くお見えになっています。

あと3日間となりましたが、よろしくお願いいたします。


2/12記:
お蔭様でブックカバーは完売いたしました。
ありがとうございました。
後半11日(祝)に補充します













谷中の雑貨店 プフレーゲライヒトとの雑貨コラボ展示販売、前半を終了し11日(祝)から14日(日)までまた後半の販売を行います。

連日、寒風の中沢山のお客様においで頂き、本当にありがとうございます。
お目にかかれなかった方にはこの場を借りましてお礼申し上げます。

お蔭様で、前半でブックカバー、曙ハウスマグネットは品切れとなり、マグネットは補充致しましたが、ブックカバーは11日に新たに補充いたしますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。
ただ、材料の関係で文庫サイズ4~5点の補充になります。売り切れますとそれで終了となります。

ブックカバーの柄は、お客様何人かにご要望をいただいたので、絵本サイズのもの1点しかなかった、画像の星空柄を新たに文庫サイズにして、色違いで出す予定です。少しずつ部分的に変えるかもしれません。

帆布製のバッグも材料の関係で売り切れ次第終了となりますので、是非後半も1点ものはお早めに!
よろしくお願いいたします。
プフレーゲライヒトとの雑貨コラボ展示販売 開催中
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現在開催中です。

初日からおいで下さった皆様、ありがとうございます!
「楽しみに待ってました」というお客様が多くみえて感謝です。
途中経過をお知らせしていたバッグも勢揃い、御覧のような素敵な仕上がりです。

寒い毎日ですが、是非お遊びにいらして下さい。


2/5記: やまださんのブログ 「谷根千ウロウロ」にて、展示の様子が2記事にわたって紹介されています。
ありがとうございます。


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★谷中の雑貨店 プフレーゲライヒトとのコラボ雑貨展示販売★

2月4日~7日、11日~14日(月、火、水はお店定休日)
@谷中 プフレーゲライヒト
pm12:00-19:00


今回は特にDMは作っておりませんのでご了承下さい。

また、勝手ではありますが、今回私はお店に常駐はできないと思います。
是非、ご遠方からおいでになる方や、私の居る時間に行ってみたいという方は
メールかコメントでお知らせ頂けると幸いです。
よろしくお願いいたします。
ブックカバー色違い











2月になりました。立春ももうすぐですが、東京は雪になるかもという寒さ。
暖かい季節が待たれます。

今週木曜日4日から、ずっとお知らせしてきた雑貨店プフレーゲライヒトとのコラボ展示販売が始まります。
お店のこじんまりした、でもとてもピュアなギャラリースペースも店主ライさんの手で出来上がり、後は展示を待つだけになりました。

画像は文庫サイズのカバー「春の川」編。色違い3色で、すべて一点もの。
よーく見ると少しずつ画が違います。直描きならでは。遊んでみました。
一足早く、春がやってきています。


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★谷中の雑貨店 プフレーゲライヒトとのコラボ雑貨展示販売★

2月4日~7日、11日~14日(月、火、水はお店定休日)
@谷中 プフレーゲライヒト
pm12:00-18:00


今回は特にDMは作っておりませんのでご了承下さい。

また、勝手ではありますが、今回私はお店に常駐はできないと思います。
是非、ご遠方からおいでになる方や、私の居る時間に行ってみたいという方は
メールかコメントでお知らせ頂けると幸いです。
よろしくお願いいたします。
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