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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
解体中のアパート















町歩きの途次、いやそれ以前に住んでいる町のあちこちで、
解体中の建物に突然出くわすのは、珍しいことではない。

毀す、無くなるということからくる悲哀の感情と、
その解体中の建物の異形さ、またそこに繰り広げられている非日常の光景、
それに対してはふつふつと興味が湧きあがって立ち止まってしまう。

あっけなく数日でまっさらになってしまう前に、
とにかく記憶のどこかに、その印象を留めておき
そして白い紙面のなかに、再び姿を変えながら構築する
(いやこれは永遠に毀れているけど)
その作業は変に愉しい。

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