

次段階。
背景を塗りつぶし・・・とは言っても御覧のように線は溝のようになって残っています(左)。
そして紅色系(実際は部分的にグレーを混ぜたりしている)で線描き(右)。
線を描き起こすと、だいぶ画面がはっきりしてきます。
ワタシのバアイ、背景とは言っても、あまりそういう意識がなく、建物モチーフと半ば一体化したものと考えて描いているフシがあります。
建物を包む空気のようなもの、雰囲気を醸し出すもの、建物とともに情感が滲みだしてくるもの、
としてのもの。
それは建物というモチーフと同じくらいの意味を持つと言えます。
今回のこの画は、建物もあまり実体としての重量感があるものでなく、どこか薄玻璃のような質感で描くので、透けて見える背景の雰囲気は大事に描かないと。。。


前回の画像ではまだ、麻紙ボードに白ジェッソを塗り、線描きしただけだった画面。
左がその次。右がそのまた次。
わ~~こんなになっちゃって大丈夫なのか?え?
と思われるでしょうねー。
ん~。まあ大丈夫なんですよ。
とにかく今回は背景を真っ暗にするので、まず線描きの済んだところに、パステルの暗色で暈しを入れて感じをみてみます。それから徐々にアクリル絵の具を塗っていきます。
あ~描いた線が見えなくなってないか?
いやいや。
9Hという硬い芯の鉛筆で描いているため、紙面には細い溝ができているような状態なので、線は実はちゃんと残っているのです。
次回に線を描き起こして、少しそれらしくなったところを・・・アップします。
タイトルは、ペン画のときと同様、D-アパートで行きたいと思います。
(画を描きながらの撮影なので、敷いている広告丸見え、そして斜め画像ですがお許しのほど。)

前回の下塗りから、今回は周囲に青をかけ、ハコが建物ぽくなりつつあるところ。
線を描き起こすのにはいつも、9Hという、非常に硬い芯の鉛筆を使っています。これだと、ワタシ好みの硬質で細い線が描けます。色を塗りだすと隠れていきますが、要所要所はこれで最後までエッジを描き起こすことも。
空の飛行物体は青に隠れてしまいましたが、これから塗り起します。空にあるものや遠景のものは、空の色をかけてから起こすと、その感じが出てきますね。
いつも机には広告の紙を敷いて、画を置いて描いています。
使うのはほぼ、不動産系の広告。というのは、非常に厚い、好い紙を使っているから。
パレットにしているのも実はこの紙。
アクリル絵の具を置いても全くヘイチャラですし、使い終わったらそのまま捨てる。
楽ちんです。
次回は建物がもう少し出てきます。つづく。

デカダン・アパート三部作(笑)が何とか一応形になったので、暫く放置して時間を置き、また少し忘れた頃に見直してみようと思っている。
で、今度は中サイズもので、ちょっと明るめのものを一枚描き始めた。
画像はその下塗り+鉛筆描き起こし了後。
変なハコと空飛ぶ物体が。。。
これから激変?して行くので、過程を楽しんで下さい(別に楽しくはないか。。。)。
タイトルは珍しく既に決まっていて、
「アパート日和」。
ちなみにこれからあをーい空になります。
どーなることやら?
(蛇足:画面に見えているのは、この夏大いに役立ったちび扇風機。
ワタシは冷房にヨワイので、この微風をかけっ放しにして、かなり暑さを凌げた。
可愛いヤツ。安売りで1050yen也)
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