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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
幻燈街というタイトル













桜が満開になり、空気もあたたかく、空も青く澄んでいるのに、こうも続く余震に
心の晴れない時間が繰り返される。
目に見えないものがこの穏やかな空間にじわじわと侵食してくる、嫌な感触。

しかしそれでも毎日を生きなければならないし、ひとたび何かあれば、まだ成人していない
子供たちを命懸けで守ってやらねばならない。
そういう緊張感が常にある。

確かに疲れる。
疲れるがその現実を受け止めなければならないし、
その上でそれに押し潰されたり振り回されたりしないで、
正しい情報を選びとって、何をしなくてはならないのかを考えて行動する。

・・・できているのか?・・・いや・・・。。。



今秋の個展のタイトルは、随分と考えていたが、
「幻燈街」として、陋巷のバーやスナックなどの名も無い(いや店名はある)
建物街を描くことにしている。

そのためのラフ描きをクロッキー帳に幾つもいくつも描いてみている。
描きたい建物は沢山ありすぎるが、その中からどれが形になるか。
与えられた時間はいったいどれ程なのか、もうよく解らないけれど、
とにかく描ける間は、心を注ぎ込んでひとつひとつ、描いてゆきたい。




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