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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
パウル・クレー展
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国立近代美術館@竹橋で始まったクレーの展示に行って来た。
会期が長い(~7/31)のだが、またテレビでやったりすると混雑するので、早めにと思っていたのだ。

以前から(作品が)「クレーに似ていますね」と言われることが度々あり、でも正直なところ全く頭になく、画集も大して見たこともなければ実物もなくてここまで来てしまった。で、今回かなり大きな展覧なので、これは見ておかねばなぁと思っていたのだった。

それにしても出品点数が思いの外多かったが、素描系もかなり多くメリハリのある展示ではあった。
油彩のものがやはり私としては見ごたえがあったが、意外にも面白かったのが、クレー自身が写したアトリエの写真の数々。これがなかなか格好良く、その演出された空間が作者らしくて素敵だった。

今回の展示はクレーの画の作り方のプロセスにも切り込むという、興味深い企画でもあったが、こちらは私としてはやや掘り下げの足りない感があったなー。かなり期待していたのだが、多分実作する人ではないキュレーターが解説しているのだろうから仕方ないか。。。

しかし、何といってもこれだけの点数のものを見られる機会はそう無いだろう。
やはり実物は作者の息遣い筆遣い・・・が直に伝わってくる。
見終わって結構疲れたが、実際にマチエールまで見ることが出来たのは非常に良かったことであった。

うーん、でもやっぱり根本的な方向性は、ワタシとはあんまり似てない気がします。
(それは、大画家と比較するとかいうレベルでは勿論なくて、たまに「似てる」と言われることに対して。
やはりモンドリアンのほうに自分の重なる部分が多いかも。。。)

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