
暑い日が続きますが、早朝の空の色がほんの少し秋の気配になってきているのに
微かに気付くこの頃です。
制作、淡々と進めています。
いつも描くモチーフは、ほぼすべて実際に現地で見たもの、なのですが
たまに例外的にそうではないものもあり、昨年も一枚だけ、写真をもとに描かせて貰った画を展示に出品しています。
今年も、1点だけそういう作品を出すことになりそうです。
もうだいぶ前から拝見している「廃墟徒然草」というサイトがあります。
よくある廃墟趣味のサイトとは趣を異にした、非常に深くて素晴らしいサイトです。
詳細は御覧になって頂きたく思いますが、軍艦島のレポートを頂点として、
そのお仕事には深く敬意を捧げるものがあります。
写真もとても素晴らしいのです。
その中で、はっと目を奪われたのが、福岡空港の近くに今も残る
志免炭鉱の産業遺跡とも言える「竪坑櫓(たてこうやぐら)」の写真でした。
町工場という括りに入れるには無理がありますが、
それでもどうしてもこの非常に魅力的なフォームを描いてみたくなり、
ご本人にも許可を頂いた上で、参照させていただきました。
画像検索すると沢山の写真が出てきますが、やっぱり廃墟徒然草さんの写真が
私には好みでした。正面からの写真はやはりこの形状の面白さが
ストレートに伝わってくる気がしたのです。
画は、まだまだ途中です。
これから建物の風化が始まります(笑)ので、10月の実物展示を楽しみに
お待ち下さい。サイズは小さい(M3号 273×160mm)のですが、
なかなかミステリーな?仕上がりになりそうです。
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