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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
遠くに海が見える












ラフ描きだった画をひとつ本描きしています。

今回は建物メインですが、海も遠くに見えて・・・
水平線の辺りだけが明るんでいる、
風だけが吹きすぎる、
どこかで見たような、
それでいて初めて出会う町・・・

海は少しだけしか見えていないけれど、
何処かに潮の香りがするような画にしてみたいものです。
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岸辺の夢













たゆとう、真昼の岸辺は
対岸の煙突の煙もゆっくりたなびいて
閑かで、時間の流れさえ
夢みるようにまどろんでいる
かのようだ。
ケイヒンの匂い












この辺りに来るといつも思うのは
私の知っている、いや沁みついているかつてのあの匂いがあるということだ。

トウキョウでもヨコハマでもない、ケイヒン(京浜)の匂い。
お洒落さやそぞろ歩きやドリーミィな装飾、
そんな上っ面なものの一切無い、
剥き出しで無口で だが何故かがむしゃらな力強さのある、
感傷よりもずっと頑固な郷愁の塊がいつも私を迎えてくれるのだった。

そして運河から遥かに海を臨む時、
高く低く飛び交って啼く鷗のように、
刹那自在なものを掴めるような心地になるのだった。

夜間制作
IMG_6953 (2)












・・・などとタイトルを付けましたが、
単に夜に撮った写真であって、夜間にはあまり画を長い時間描くということはありません。

電灯の下で描くと、どうしても色が日中と違って見えてしまう。
描きづらいです。
やはり昼間、特に午前中の光が一番好い気がします。

だから夜はなるべく色を使う作業ではなく、
下塗りや線描き、アイデアスケッチなどをするようにしています。

とはいえ、朝が早めなので、夜も遅くまでやっていると身体が持たないので
ほんの少しの時間だけなのですがね。
いや、三十代の頃はコドモを寝かして10時くらいから描いていましたね。
・・・今はもうそれはできなくなりました(笑)。
海へ 2013













海へ。

今年はそういうタイトルの展示にしようかと
今のところ思っているのです。
久しぶりに、彩色画をアップします。

勘の好い方は、暮頃から海の見えているラフ画が多いのに
お気づきかもしれませんが。

但し、海といっても
ワタシの場合の海は、主に京浜あるいは東京の湾です。
副題に、
To the Bay
とつけようかと思っています。

・・・建物は無いのか?

まあそれは追々
また少しずつゆっくりアップしていきます。

本年もよろしくお願いいたします。


(この画はサムホールという小さいサイズ。)
新年おめでとうございます












新しい年となりました。

皆様にとって好い一年になりますことを
お祈り申し上げます。


本年も 焦らず ぶれず
マイペースで自分の画の世界を少しでも
広げていければと思っております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。


画像は今年の年賀状にしたもの。
京都の舞妓さんが使う「花名刺」のデザインが好きで
ずっとコレクションしていた中から選んで
文字を入れたりして構成してみました。
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