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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
ピーコックブルーが目に沁みる
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S3のパネルに、昼間の湾岸周辺を小さく切り取ったような
画を描いている。

真四角の画面というのはとてもインテリアっぽい、と
何故か思う。白い壁面に大小の正方形の画がランダムに掛けてあったりしたら
ちょっと好いかなぁと思うのは私だけか?

海面の色は、ターナーのアクリルガッシュのピーコックブルーを主体に
パステルなどを重ねている。好きな色合いだ。

今回は少し感傷的な部分を抑え気味にした、やや
抽象に近い処理をしているが、最後にこれから
挿し色の赤系や、群青気味の青を入れるつもりにしている。
画面の下部もまだ塗り足す。

うまく引き立って画が締まると好いのだが・・・。
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夜光という町













川崎に夜光(やこう)という町がある。

本当に、名にし負う、という名前で、検索すればすぐに判るが、
ここの夜景は昨今特に有名になったかもしれない。

京浜工業地帯を彩る工場群の灯りが、異界のような輝きを放っているのは
やはり心惹く眺めである。

私の眺めて育った京浜の根岸の辺りの夜景も、
遠く続いていて、私には郷愁以外の何物でもない風景である。
昨今の工場萌えとは関わりなく。

画面にはこれから灯りを点灯していく。
海風に揺れているようにも見える、
静かで切なく、美しい無数の灯・・・。



0710-004.jpg

*この展示に参加しています。
(展示作品は10年以上前の過去作1点です。)



遠景に点灯する
IMG_0373 (2)












8月後半からのグループ展、詳細は下記に。
新しいギャラリーツープラスの場所を確かめがてら、
是非お立ち寄り下さい。
東京駅八重洲北口より5分。周囲にはカフェも沢山あります。

10月の個展の作品をもう詰めていかねばなりません。
最後の2カ月は本当にあっという間です。
残り時間でどう仕上げるか、綿密に計画を立てながら描かないと
冷や汗をかくことになります。

3枚組の画も仕上げに近くなっています。
画像は3枚の中央の一枚。
遠景の工場に点灯してみました。
灯りがつくと、無機的な工場地帯も、潤みを帯びる景色になります。


*****展示 2119B
   
   @日本橋 ギャラリーツープラス
   8月19日(月)~31日(土) 木曜休み
   12:00~19:00 最終日16:00迄

   10年以上前の過去作(2つ前の記事を参照)を1点
   出品予定です。
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