
さみどりの目眩く季節となり
京都展示までほぼあとひと月となりました。
会期近くなってくると雑用が多くなって、実際に描く時間は
ほとんど無くなるので、使える時間を有効に使わなくてはなりません。
解っているのですが、段取りを考えているうちにぼんやりしていたり。
若い頃はもっと仕事が早かったのになぁなどと思いながら、
準備を進める毎日です。
さて、今回の画像は、作品の一部分を切り取ったもの。
全体は展示でお見せします(笑)。
部分ではどこの建物か分かりづらいですし
この画はそのままを描かずに一部実際とは改変しています。
でも、もしかしたらあそこかなと思われる人もいるかもしれません。
実際にはもうこの町は機能していない町で
廃墟とは言い過ぎかもしれませんが、「楽園」という華やぎは
失われてひっそりとしています。
無くなった建物も幾つも・・・。
まあ、私の描いているのは実物そのものではなく
いつも自分の中で噛み砕いたものを表現しているので
場所探しは意味ないことなのです。
人々の様々な想い出を秘めて
建物たちは無言のまま、時間のなかに埋もれ廃れていくのです。
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