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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
ほんのり


根津教会で展示した小品のなかで、一番「欲しい」声が多かったのがこの小さな画。特にどこというモチーフのない、でも何処かで出会ったことのあるような小さな町角。春の日暮れのような、ほんのりした色合いが好まれたのでしょうか。

これは2年ほど前に一旦描いたものを、また出してきて描き足したり、色を変えたりしてみたのです。色硝子や臭突、市松のタイル模様を加え、甘さもあるのですが、裏町の寂れた歓楽街ぽさも出してみたのがneon的とも言えましょうか。

昨日今日と暖かくなって、何となくこの画に近いほんのりした感じが空気にも感じられます。そしてこの画は綺麗に額装して、来月お嫁に出すことになっています。


[町角] 2005 14×18cm
麻紙ボードにジェッソ、パステル、アクリルガッシュ、色鉛筆、ミリペン



4月の作品展示予定は、前エントリーかこちらを御覧下さい。
Comment
≪この記事へのコメント≫
titti様
>こんにちは。ありがとうございます。
こういう、先がどうなっているのか見えない町はずれみたいな所って好きなんですよ。
それで迷い込むようにして、その先にいってみる・・・
そんなものを感じ取っていただければうれしいですよ。
2007/03/28(水) 19:16:46 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
いいですねぇ。
奥の見えなくなっている先に何があるのか、気になります。
夏の夕方、凪の時、ぼわっとした空気。
2007/03/28(水) 10:47:28 | URL | titti #wK3Ft9Ds[ 編集]
Porco Rosso様
>コメントありがとうゴザイマス、お返事遅くなってすみません。
春の夕暮れの雰囲気は、桜のほころびかける独特の雰囲気とあいまって、大好きなのです。繰り返す季節の、振り返れば色々な懐かしさもこみあげて。。。
2007/03/25(日) 13:31:32 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
私も好きです。
私もこのような作品も好きです。この作品。
ほんのり淡い夕暮れの色合い、子どもの頃、帰り道に見た景色でも思い出しそうな感じがします。
2007/03/24(土) 05:34:52 | URL | Porco Rosso #-[ 編集]
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