
さて「タテモノのカタチ」展、予告編はまだまだ続きます。
てなわけで(前記事参照)、思い入れある遊廓建築の画をどうしても描きたかったのだが、いざとなるとなかなか構図も決まらず、とにかく川縁から見た全体を描くということは朧気ながら頭のなかにあったが、その先に進まない。
当初、風のなかに滅びてしまいそうな感じ、というのが浮かんだが、そこ止まり。月日ばかりが経ってしまった。その間親の死がありそれにまつわる雑事があり、画に向かえない時間が多く過ぎ、或る日ふと僅かな時間に、ネタ帳であるクロッキー帳をめくったとき、そうだこの作品はもっと私のなかにある、この建物に寄せる夢のような部分、それをやさしく儚い色遣いで描いたら、と思ったら霧が晴れるようにイメージが浮かんだ。そして、このところ甘い素材は避けていたようなところがあったが、この作品には櫻の花片を散らしてみたくなった。
建物自体が大変特色ある、ステンドグラスの丸窓のついたものであったので、今回はあまりその形を崩さず、具象に近いものにした。この画像のような縦長の窓もそのまま描いてみたのである。
(また続く)
≪この記事へのコメント≫
>ああその通り、どんな想いで、どんな女性達がこの窓から外を眺めたのでしょう。現実は感傷にはほど遠い世界だったのかもしれませんが、私は儚く美しく描いてみたくなってしまうのです。
>是非是非お待ちしております!DMは会社のほうにお送りしてよろしいでしょうか。
またちょっとメール差し上げますね。愉しみにしております。画廊は詳しい地図がHPにありますので、絶対お間違いなくおいでになれますよ~。
またちょっとメール差し上げますね。愉しみにしております。画廊は詳しい地図がHPにありますので、絶対お間違いなくおいでになれますよ~。
窓から外を見るのは、女性。
桜の花が散っていくのは、女性の時の儚さか。
どんな想いで、外を眺めていたのだろうとイメージしてしまいました。
桜の花が散っていくのは、女性の時の儚さか。
どんな想いで、外を眺めていたのだろうとイメージしてしまいました。
「タテモノのカタチ」展、ぜひ拝見させていただきに参上します。
2月の時は、とんでもない勘違いで会場を間違えてしまいましたが、今回はちゃんと往きますね。
2月の時は、とんでもない勘違いで会場を間違えてしまいましたが、今回はちゃんと往きますね。
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