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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
錆sabi



sabi-sabi2244.jpg


タテモノのカタチ展、予告編の続きなのですが、前回まで個人的思い入れのつよい記事でしたので、4回目の今回はちょっと軽め。

今回の画はDMに使って頂いたものの部分スキャンです。
月島裏のトタン物件に魅せられ、neon的処理を加えながら描いたもの。
トタンパッチワークと、その錆サビぶりに惚れ、これは珍しく構図はかなり早く出来上がったのでした。漂白のブロガー2さんのところで、この一帯の建物ももはや風前の灯であることを知り、何とも言い難い気持ちにとらわれながら描いた作品です。

追記:いつも困るのがタイトルです。この作品もまだ名無し。。。
Comment
≪この記事へのコメント≫
iGa様
>見立てというのは確かに日本人の好むことかも知れませんね~、中世和歌の世界ではかなりやってますし、浮世絵などにも見立て絵というのがありますねぇ。私の好きな春信も随分そういうのがあります。そこにあってないものを見ようとするのが好きなんですね~。
で、sabiという音感も錆と寂は重なってイメージされますね。なんか時間の経過や風化に、この音は似つかわしい気もします。

コルテン鋼とは初耳です。錆の出た状態なんでしょうか?これで錆sabiハウスを作ったり。。。?あちょっと好いかも。。。
2007/09/23(日) 20:03:22 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
錆・寂
錆が寂に通じるのか解りませんが、古備前や志野、青磁等々の焼物に景色を見立てる日本人の審美眼がこうしたバラックにも注がれるのかも知れませんね。
現代建築でも鉄錆をそのまま表わすコルテン鋼(COR-TEN 耐候性鋼)が用いられますが、風雪を耐え忍ぶ表面テクスチャーに魅かれるは、朽ちてゆくものに対する愛おしさでしょうか。
2007/09/23(日) 12:11:28 | URL | iGa #OUVAzRzQ[ 編集]
Porco Rosso様
>錆色ってのは、何だかわからないけど惹きつけるモノがありますね。
月島も変わっていきそうですから、お早めに再訪なさることをお奨めします(って、ちょおっと遠いですけどね)。
2007/09/23(日) 06:13:47 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
こってりと
こってりとのった錆の色が味わい深いですね。
月島方面の風景、好きで一度歩いたことがあります。
もう一度歩いてみたい場所です。
2007/09/22(土) 21:02:05 | URL | Porco Rosso #-[ 編集]
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