
前回の続き。
画の本を創る、ということを考えるにあたって、そのスタイルに非常に拘ってしまうのは本末転倒のようであるが、私のバアイに限ってはどうしてもその部分を他人任せにできない気持ちがあって、それを念頭に置いてしまう。言い方を変えると、「本」という形式がとても好きなのだ。
そこに展開する画にも、或る意味一貫性を持たせてまとまりのあるものにしたい。その頁ページが独立して美しい、・・・まあそれは遙かな理想でしかないのだが。たとえば望月通陽さんの画の本などは崇高なる憧れである。
今回「タテモノのカタチ展」でご一緒したオーライタローさん、岡本雄司さんもそれぞれ形は違うが、本の形にした作品があり、とても参考にさせて頂いたと同時に、やはり冊子や自家製本の形に対する想いのようなものも多少なりと感じた。やっぱり好いなあ、ページを捲ると画が展開する、っていうのは。(続く)
*今回の画像は、数年前に、本の見返し(表紙の裏側)部分にこんな幾何学模様を使ってみたいと描いてみたもの。そんな贅沢なことは、実際にはおそらく無理だと思いますが。。。)
≪この記事へのコメント≫
>お~、面白いと言って下さる方がいてウレシイ。やっぱり本自体を「作品」と考えてしまうと、造本にも自分らしさのようなものを出したくなってしまうんですよね。
私はその版画家の方ほど究めてはおりませんが、やっぱり興味はとてもあります。自分で製本なさるのは素晴らしいですね。悲しいかな、私はそう言う点では大変不器用で、うまくいきません。そこは達人に助けて貰おうかな~と。。。
私はその版画家の方ほど究めてはおりませんが、やっぱり興味はとてもあります。自分で製本なさるのは素晴らしいですね。悲しいかな、私はそう言う点では大変不器用で、うまくいきません。そこは達人に助けて貰おうかな~と。。。
なるほど、本と言う形が完成品としての作品として考える。
これは面白いです。私の知り合いの方(フィンランド人)
も挿絵(版画)を沢山発表されていますが、
やはり本や製本がとても好きな分野だそうです。
西洋のあの重厚な革で出来た製本から
和綴じ製本まで研究されていらしゃいます。
自分の作品が本になるのは嬉しいでしょうね。
これは面白いです。私の知り合いの方(フィンランド人)
も挿絵(版画)を沢山発表されていますが、
やはり本や製本がとても好きな分野だそうです。
西洋のあの重厚な革で出来た製本から
和綴じ製本まで研究されていらしゃいます。
自分の作品が本になるのは嬉しいでしょうね。
>ありがとうございます。
ん~、ワタシの還暦までには何とか創りたいと(笑)思っておりますです。。。
ん~、ワタシの還暦までには何とか創りたいと(笑)思っておりますです。。。
とても素敵な本ができることでしょうね。楽しみにしています。
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