
久々に陋巷画日記。
タテモノのカタチ展が終わって、秋日和の日に町歩きに出た。浅草神谷バーを始点に、目指したのは久しぶりの墨東。(同好の士とツアー詳細はこちら参照。)余りにオキマリぽいのでずっとご無沙汰だった鳩の街と玉ノ井周辺を徘徊。
ほとんど無いことも覚悟していたからか、思ったよりまだ建物も痺れるものがちらちらと遺っており、改めて墨東の深さを思い知る。寂れてひっそりしているが、建物の意匠の繊細さや、アールのついたバルコニーのやさしさに、小さな宝石のようなきらめきを感じてしまう。すれちがった品のよい、腰の曲がったおばあちゃんが「賑やかだったですよ、とても」。。。
歩きまわった時間も長かったせいか、メモリーの容量いっぱいになるまで写真を撮ってしまい、その中からどれを先ず描くかと迷いに迷ったが、やはり一番陋巷チックな、タイル円柱のあるこの路地を描いてみた。
≪この記事へのコメント≫
>どうもありがとうございます。
ワタシのバアイ、建物を見たままには描かないで、neon的処理を施して描きますので(単にそのまま描くのが苦手というコトも言える)、ちょっと変でしょう。なつかしい気持ちと、新鮮なオドロキとが自分のなかでもごっちゃになっているので、それがそのまま出ていると思われます。
ワタシのバアイ、建物を見たままには描かないで、neon的処理を施して描きますので(単にそのまま描くのが苦手というコトも言える)、ちょっと変でしょう。なつかしい気持ちと、新鮮なオドロキとが自分のなかでもごっちゃになっているので、それがそのまま出ていると思われます。
鳩の街の建物ですが、neonさんの描くとまた違った印象で趣がありますね。
懐かしいような、近未来的のような不思議な印象を受けました。
下の一筆がまたいい感じです。
懐かしいような、近未来的のような不思議な印象を受けました。
下の一筆がまたいい感じです。
2007/11/11(日) 00:04:06 | URL | korotyan #-[ 編集]
>はい~荷風です。
ワタシはヨコハマにいた10代の頃から墨東綺譚を愛読していた、変わりモンでした。だから未だに「画譚」なんていうネーミングをしてしまうんですね。
でも相変わらず墨東は濃いです~、はまりますよ~。
ワタシはヨコハマにいた10代の頃から墨東綺譚を愛読していた、変わりモンでした。だから未だに「画譚」なんていうネーミングをしてしまうんですね。
でも相変わらず墨東は濃いです~、はまりますよ~。
さすが中身の濃い街、また再開された陋巷画日記も味わい深いです。
>おお~、さすが遊野さま、東京のディープなところをお歩きで。。。橋もなかなか魅力的ですね。
仰有るように鳩の街も玉ノ井も地図にはありませんし、その意味でも明確な資料は無いに等しい感じです。そこが好いという気もしますがね。ひっそり訪ねてよ~く探さないと、表に出てこない町。でも、その片鱗に出会ったときは感動しますしね~。
仰有るように鳩の街も玉ノ井も地図にはありませんし、その意味でも明確な資料は無いに等しい感じです。そこが好いという気もしますがね。ひっそり訪ねてよ~く探さないと、表に出てこない町。でも、その片鱗に出会ったときは感動しますしね~。
やはりいいですか!わたしも一度だけですが東向島から
白鬚橋を渡り南千住までのコースを歩いたことがあります。
そのときは橋が目的だったのですがなかなか面白そうな
町並みだと思いながら歩いた記憶があります。
鳩の街と玉ノ井も地図をみても出てこない地名ですね。
白鬚橋を渡り南千住までのコースを歩いたことがあります。
そのときは橋が目的だったのですがなかなか面白そうな
町並みだと思いながら歩いた記憶があります。
鳩の街と玉ノ井も地図をみても出てこない地名ですね。
>ども、ご案内ありがとうございました!
やっぱり墨東は奥が深いです。ハマリます。
・・・ん~、路地の向こうには「おいらの好い娘」よりも、多分「好い婆」がいらっしゃる確率が高いような。。。(あ、失礼いたしました~)でもきっと美人だ(った)と思いますね~。そういう夢(妄想)を掻き立てられる場所でありますね。。
やっぱり墨東は奥が深いです。ハマリます。
・・・ん~、路地の向こうには「おいらの好い娘」よりも、多分「好い婆」がいらっしゃる確率が高いような。。。(あ、失礼いたしました~)でもきっと美人だ(った)と思いますね~。そういう夢(妄想)を掻き立てられる場所でありますね。。
いや~、墨東の街々、ホントに改めて数々の発見をしましたね~。
カラー豆タイル、未だ健在! バルコニーも健在!
でも、neonさんの絵を拝見していると、この路地の向こうには何があるんだろう、ひょっとしたら、おいらの好い娘がいるんじゃないの?!――というような想像が次から次へと湧き起こります。
本当に、「瞬時に甦る想い」って、ありますよね。
また、是非とも行きましょう!
カラー豆タイル、未だ健在! バルコニーも健在!
でも、neonさんの絵を拝見していると、この路地の向こうには何があるんだろう、ひょっとしたら、おいらの好い娘がいるんじゃないの?!――というような想像が次から次へと湧き起こります。
本当に、「瞬時に甦る想い」って、ありますよね。
また、是非とも行きましょう!
>はい、とても狭い路地ですし、隣家同志は非常に近接しています。かなり荒れるに任せたような家もあり、くぐもった印象も拭えませんが、それがまた深く心に刻みつけられるのですよ。そんな感じを描いてみました。
>んん~。そうなのですよ。。。記憶に留めている限り、それは生きていると。
ワタシもそう思われてなりません。
此処、鳩の街はかつての赤線だったところですが、今はひっそりしています。だから哀愁もあるのでしょう。ワタシ達も、極力ひっそり眺めてきました。
ワタシもそう思われてなりません。
此処、鳩の街はかつての赤線だったところですが、今はひっそりしています。だから哀愁もあるのでしょう。ワタシ達も、極力ひっそり眺めてきました。
豆タイル、円柱、そういった要素も含んでのことですが、なにより先が見えず、かつ左右の押し迫った感が、たいへん陋巷的だと、この空気感には感嘆措く能わずの一点でございます。
寂しげになろうとも、思い出は消える事は無く。
其の場所が消えようとも、覚えている人が一人でもいれば、其の場所は死なない。
其の場所が消える時は、人々に忘れられた時。
哀愁を感じるような雰囲気ですね。部屋にちょいと飾っておきたいです。添えられた言葉と一緒に。
其の場所が消えようとも、覚えている人が一人でもいれば、其の場所は死なない。
其の場所が消える時は、人々に忘れられた時。
哀愁を感じるような雰囲気ですね。部屋にちょいと飾っておきたいです。添えられた言葉と一緒に。
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