
話が前後するが、前回の画を描く直前に橋本を久しぶりに再訪した。鳥の窓の家も、もうすでになく、遊廓の建物は半減してしまっていた。昔の恋人の凋落ぶりを見るようで切なかったが、下手に観光地のようになってしまうよりはまだ耐えられる気がしたのだった。
そしてF30の画を描いてからは、遊廓建築を描くことからだんだん離れて、もっと市井のありふれた建物に目がいくようになっていった。
だが今でもかつて遊廓だった場所の残り香のようなものには惹かれるのである。私の今住んでいるN町にもかつて遊廓があった。ほんの少しだけ、その名残はまだあるようにも思う。
そして実は明後日、・・・6年ぶりにHを訪れる。
アップした画像は、1995年に、まだ黒い紙にネオン管のように描いていた頃の、断片のような画。鳥の窓のモチーフは、きっと心の中にずっと持ち続けるだろう、たとえそれを描かなくなっても。
≪この記事へのコメント≫
>妾番長さん
ありがとうございます。うわわー、どれも知らなかった世界です。すごいな。。最後の3つはなるほど私にも近いものを感じます。3つの中の最初のとかすごくいいかも。一番最後のは格好良い。ここまでなかなか洗練できないな~。妾番長さんは音楽なさっていたそうですが、映像or画像、音楽の混合した世界が私も好きです。音楽から画像が見えたり、画像から音楽が聞こえる、それって自然な気がしますね。またまた色々教えて下さい。
ありがとうございます。うわわー、どれも知らなかった世界です。すごいな。。最後の3つはなるほど私にも近いものを感じます。3つの中の最初のとかすごくいいかも。一番最後のは格好良い。ここまでなかなか洗練できないな~。妾番長さんは音楽なさっていたそうですが、映像or画像、音楽の混合した世界が私も好きです。音楽から画像が見えたり、画像から音楽が聞こえる、それって自然な気がしますね。またまた色々教えて下さい。
僭越ながら「また教えて下さい。」というお言葉を真に受けて・・・
今日、"77million"という展覧会にいってきました。
http://www.beatink.com/events/77million/index.html
このイーノという人は、僕が若いときに神のように思っていた人なんです(^^;)
一般的には、「環境音楽の人」というイメージが強いと思いますが、僕は初期の頃の混沌としたポップスから環境音楽に移行する直前までの音楽にはまったくちです。
さきほどののHPにもありますが、いろんなことをやっている人で、絵も描いたりしています。
作品は、以下で見れます。
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/
("2. Images from Eno installations"以降)
例えば、
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/images/manhatta.jpg
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/images/theotherh.jpg
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/images/markgraf.jpg
のような感じは、neonさんの世界にも通じるところもあるかなと勝手に思っています。
今日、"77million"という展覧会にいってきました。
http://www.beatink.com/events/77million/index.html
このイーノという人は、僕が若いときに神のように思っていた人なんです(^^;)
一般的には、「環境音楽の人」というイメージが強いと思いますが、僕は初期の頃の混沌としたポップスから環境音楽に移行する直前までの音楽にはまったくちです。
さきほどののHPにもありますが、いろんなことをやっている人で、絵も描いたりしています。
作品は、以下で見れます。
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/
("2. Images from Eno installations"以降)
例えば、
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/images/manhatta.jpg
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/images/theotherh.jpg
http://music.hyperreal.org/artists/brian_eno/images/markgraf.jpg
のような感じは、neonさんの世界にも通じるところもあるかなと勝手に思っています。
>kadoorie-aveさん
帰ってきたらやらねばならないことが山積で、まだ落ち着きません。。香港も建物は壊されているのですね。どうも年代的にもう駄目なんでしょうか。何だか淋しいかぎりですね。
帰ってきたらやらねばならないことが山積で、まだ落ち着きません。。香港も建物は壊されているのですね。どうも年代的にもう駄目なんでしょうか。何だか淋しいかぎりですね。
橋本に行っていらしたんですね。お帰りなさい。
往事の残像が重なって浮かぶような建物が、私は大好きなんです。自分では建物そのものを描くことがないだけに、とても心惹かれる絵で、しんみり見入ってしまいました。香港のお気に入りの建物、どれもみな取り壊しの真っ最中または取り壊し予定の貼り紙付きで封鎖されておりました。
往事の残像が重なって浮かぶような建物が、私は大好きなんです。自分では建物そのものを描くことがないだけに、とても心惹かれる絵で、しんみり見入ってしまいました。香港のお気に入りの建物、どれもみな取り壊しの真っ最中または取り壊し予定の貼り紙付きで封鎖されておりました。
>GG-1さん
昨日戻りました。お返事おそくなってすみません。いやはや橋本はますます儚くなっておりましたが、まだ少し「夢心地・まどろみ」の部分も遺しておりました。落ち着いたらすこしずつアップ致します。
昨日戻りました。お返事おそくなってすみません。いやはや橋本はますます儚くなっておりましたが、まだ少し「夢心地・まどろみ」の部分も遺しておりました。落ち着いたらすこしずつアップ致します。
>妾番長さん
昨日京都から帰りましたので、お返事遅くなってごめんなさい。
いや、このプロモすごい。。。ネオン管が踊ってる。。。でもすごく綺麗です。線が細くて素晴らしい。妾番長さんさすがに色々なものをご存じですね~。また教えて下さい。私は洋モノは疎いので、ほとんど知らないので。。。
昨日京都から帰りましたので、お返事遅くなってごめんなさい。
いや、このプロモすごい。。。ネオン管が踊ってる。。。でもすごく綺麗です。線が細くて素晴らしい。妾番長さんさすがに色々なものをご存じですね~。また教えて下さい。私は洋モノは疎いので、ほとんど知らないので。。。
と言う言葉が浮かびます
前エントリーの幽鬼さも感じるのと違い脆さ・悲しさのエッセンスのみ抽出した感じがしますね
少しの夢心地・まどろみもあるのが救われる気もします
前エントリーの幽鬼さも感じるのと違い脆さ・悲しさのエッセンスのみ抽出した感じがしますね
少しの夢心地・まどろみもあるのが救われる気もします
ご存知かもしれませんが、beckというロックミュージシャンの「e-pro」というプロモーションビデオが、この絵のようなネオン管を駆使して作成されています。
こちらの絵とは真逆でひたすら愉快なPVですが、これを見て思い出したのと僕が大好きなのでお知らせしました(^^;)
以下で全編見れます。
http://www.beam.tv/beamreels/reel_player.php?reel=CtnCMZJYPD&reel_file=cbVcMtJxgW&fs=1
作ったのは、シャイノラというデザイン集団のようです。
http://www.shynola.com/
こちらの絵とは真逆でひたすら愉快なPVですが、これを見て思い出したのと僕が大好きなのでお知らせしました(^^;)
以下で全編見れます。
http://www.beam.tv/beamreels/reel_player.php?reel=CtnCMZJYPD&reel_file=cbVcMtJxgW&fs=1
作ったのは、シャイノラというデザイン集団のようです。
http://www.shynola.com/
>玉井さん
そんなふうに思っていただけるととても嬉しいです。勿論私は往時を知らないし、色々批判もあるだろうけれど、やっぱりこういう描き方で、かなしく美しく表現してみたいのです。
明日から、たった3日の旅ですが、できるだけ沢山の埋もれた建物に逢ってきたいと思っています。
そんなふうに思っていただけるととても嬉しいです。勿論私は往時を知らないし、色々批判もあるだろうけれど、やっぱりこういう描き方で、かなしく美しく表現してみたいのです。
明日から、たった3日の旅ですが、できるだけ沢山の埋もれた建物に逢ってきたいと思っています。
はなやかで、儚くて、かなしくて、それでも精一杯かわくみせて。
遊郭というのはこうだったのだろうかという様子が、しかも女のひとが描いたというところがいいな。
そう感じます。
遊郭というのはこうだったのだろうかという様子が、しかも女のひとが描いたというところがいいな。
そう感じます。
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