N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
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注文画を描く
sakuhin 001a sakuhin 004a 注文の画305


大学時代の友人から、先日久々にメールが来た。
何かと思ったら、嘗て居た会社の上司の方からneonの画を欲しいと言われているがどうしたら好いかという内容だった。その友人とは96年に二人展をやったのだが、その折に見た私の画のことを覚えていたらしい。もう10年以上経っているのに奇特なことよ。
それでちょうどやっていたnidoの展示を見て頂いた上で、色々ご希望をきいて新たに描きおろすことになったのであった。

注文内容は、大きさはF3くらい、リビングに飾るので明るい感じ。nidoにあったなかでは、ピンク色っぽいバックのものを指して、こんなふうな、と仰有った。
あまり口数の多い方ではなかったので、私もそれ以上は特に詳しく伺わなかったが、なんとなくお話しているとその人の好みのようなものはうっすら解る。

本の表紙や挿画などは描いても、注文で新たにタブローを描く、ということはあまりない。
でも晴れがましくもリビングに飾っていただくのであるから、喜んでいただけるようなものを描きたい。
描く動機は外発的でも、画を描くのは内発的なところから出発しないと空っぽな画になってしまう。そこでこのところ溜まっていた描きかけアイデアスケッチの中から、取捨選択しながらイメージをつくっていく。中野にあったボロ店舗の面白い形を自分なりに変えていくうち、あ、こんなふうに行ってみようと固まってきた。

形が出来上がると下塗りしながら色を塗り重ねていく。一番愉しい作業。
色は、描きながら決まってゆく。
画像はその様子である。上2枚は途中の写真。下は完成品。これだけスキャンをかけた。
たまにはこんな制作途中のをアップしてみるのも、御覧になるのは面白いのではなかろうか?

さて、あとは額を頼んで、出来上がったら晴れてお嫁入りとなる予定である。


Comment
≪この記事へのコメント≫
yagisawa hiromichi様
>どうもこちらこそ初めまして。
よろしくお願いします~。

トタンは大好きなので、ずっと描き続けるかと思いますが、どちらか言うと錆の出たようなボロトタンが好きなのです。
色はブルーも好きですが、グレーや灰ピンクと私が名付けた渋い桃色もとても惹かれます。

お写真少し拝見しました。新しい感じのトタン建築が多いですね。あ、沢山ありそうなのでまだ一部しか拝見しておりませんが。。。

地方の方が今は面白いモノが残っているのかも知れません。それも段々に減りつつあるのかもしれませんが。移動は車でも、是非車の入れないような路地に徒歩で踏み入ってみて下さいね~。
はい、またいつでも覗きにおいで下さいませ~。
2008/09/06(土) 21:44:40 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
korotyan様
>こんにちは、その後のボトルキープはいかがでしょう?
日本画の先生のお宅で拝見させていただいていた先生の仕事ぶりは、本当に見応えのあるものでした。よく筆の先を揃えるために、舌でなさっていたり・・色々想い出すときりがありません。伺う度にどんどん画が仕上がって行く様も見事なものでしたよ。とてもあれには及びませんが、カメの歩みで何とかやっております。
2008/05/26(月) 16:06:29 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
様々な人の仕事ぶりを見ることはとても面白いことですよね。
室内での作業となる日本画の製作過程とは
普段全く見ることが出来ないのでとても興味深いです。
そしてその製作にこめたneonさんの気持ちを想像しながら拝見させて頂きました。
2008/05/25(日) 22:23:14 | URL | korotyan #GxlL9hY2[ 編集]
Nobu様
>下図、下書き、制作途中というのは何だか秘密の現場を見るようで愉しいんですよね。ワタシの好きな画家で有元利夫という人がいますが、彼の制作方法をとある図録のなかで自己説明しているのがあって、今でもそれは参考になります。
自分でも制作方法はいつも決まっているわけではなく忘れてしまうので、こうして撮ってみるのもたまには好いですね。
2008/05/25(日) 21:00:03 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
これは面白いですね!
美術館でも「○○のためのスケッチ」とか
題が付けられて、制作前の下書きが飾られたりするのを見ることがありますが、
制作途中のモノを見られることはあまりないように思います。
neonさんが愉しみながら完成に近づいていく過程を想像しながら、3枚を拝見しました。

まんなかと左の2軒のすそが茶色くなっているのに対して、右の家の青白タイルの鮮やかさが印象的で、心惹かれる画ですね。
2008/05/25(日) 08:30:51 | URL | Nobu #mQop/nM.[ 編集]
Rambler5439様
>描いている途中を見るのって面白いですよね。ワタシも嘗て日本画の先生のところで、制作途中の様子を拝見するのがとても興味深く、かつ勉強になったのを想い出すのです。
細かい部分を描いてポイントになる色を注していくのは、何と言っても愉しいですね。
2008/05/24(土) 21:27:09 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
「こういうふうに描いていくのかあ」と感心しながら、幾度となく見比べてしまいました。色を重ね、ディテールを描き加えていく作業は、物語を描いたり設計を煮詰めていくのに似ているかもしれません。この作品、大きな白い壁に掛けたら素敵でしょうね。
2008/05/24(土) 19:53:27 | URL | Rambler5439 #0ecWsDRU[ 編集]
お名前不詳様
>コメントありがとうございます。
これは実感なんですよ、やっぱり。とくに後になって見ると、想いが浅いまま描いてしまった画は虚しいです。そういうのは棄ててしまいます。
2008/05/23(金) 12:52:54 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
とっぷくぷ様
>いえいえ、ワタシなんぞ本職の絵描きではなくほぼアマ(甘)なんですけど、ビフォア・アフターを見るのってちょっと面白くないですか。
かしまし娘、好いですね~。もしかしてちょおっとトウが立っているかも。。。ま、それでもめでたくお嫁入りしてくれれば。
2008/05/23(金) 12:49:17 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
“描く動機は外発的でも、画を描くのは内発的なところから出発しないと空っぽな画になってしまう” いい言葉ですね。
2008/05/23(金) 04:51:55 | URL | お名前不詳 #0x/fFm0k[ 編集]
おはようございます。
本職の絵描きさんは、こんなふうにして描いて行くのですね。
お嫁入りと言われると、この三軒が何となく女性のように見えて来ます。
三軒揃って、かしまし娘??
2008/05/23(金) 04:04:18 | URL | とっぷくぷ #oUhimzdA[ 編集]
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