
葭(よしず)売りというのは今でもあるのだろうか。
私の幼い頃は、車ではあったけれど「よしず~」の売り声とともに町内にやって来たものだった。
この頃ではすっかり少なくなったが、たまに掛かっている家を見かけると、何とも好い風情だと思ってしまう。
京都や金沢の花街に行けば、これがずらっと並んだ風景を見ることができるけれど、都内ではなかなかそこまでの景色にはお目にかかれない。
今日描いた家は、台東区の鳥越あたりで出会った路地裏のひっそりした一軒。
窓と出入り口にかかっていて、そしてそこを楓の若葉がちょうど覆って、枯淡な感じがあった。
陽当たりは余り良くない、うらぶれたところであるけれど、木綿の着物を着たおばあちゃんが出てきそうな、ささやかな生活の匂いのする一角だった。
≪この記事へのコメント≫
>ありがとうございます。
この家のトタンは、仰有るようにちょっと淡い、涼しげな水色でしたよ。ちんまり、ひっそりしていましたが、なかなか趣のある好いたたずまいでした。
人の多い御徒町からすぐの場所だとは思えないほど。。。
この家のトタンは、仰有るようにちょっと淡い、涼しげな水色でしたよ。ちんまり、ひっそりしていましたが、なかなか趣のある好いたたずまいでした。
人の多い御徒町からすぐの場所だとは思えないほど。。。
淡い色に惹かれてしまいます。
水色っぽいトタンの壁。横にある木。
アンテナの傾き加減も魅力的です。
ため息がでるくらい、たまらん場所ですね。
水色っぽいトタンの壁。横にある木。
アンテナの傾き加減も魅力的です。
ため息がでるくらい、たまらん場所ですね。
>ありがとうございます。
Ramblerさんもお撮りになっておられたかと思いますが、鳥越あたりはこんな感じですよね。粋な感じはさすがにあまりないですが、枯れた味わいともいうべきものがありますね。そうそう、長屋にはあってほしいですね。
Ramblerさんもお撮りになっておられたかと思いますが、鳥越あたりはこんな感じですよね。粋な感じはさすがにあまりないですが、枯れた味わいともいうべきものがありますね。そうそう、長屋にはあってほしいですね。
>いや~それはますます好いですね!おじさんおばさんは、まだお元気でしょうか。
引っ越したあと封鎖ですか?それは・・間貸し?をやめたということですかね。そりゃどうもとほほですねぇ~~。
引っ越したあと封鎖ですか?それは・・間貸し?をやめたということですかね。そりゃどうもとほほですねぇ~~。
絶妙の色合いですね。
最近はエアコンが普及したせいか、葭を見かける機会は少なくなりましたが、台東や小島、鳥越あたりではまだまだ使われているようです。長屋や木造モルタルの建物によく似合うんですよねー。
最近はエアコンが普及したせいか、葭を見かける機会は少なくなりましたが、台東や小島、鳥越あたりではまだまだ使われているようです。長屋や木造モルタルの建物によく似合うんですよねー。
>髪の赤いおばさんと、長靴のおじさんが、階下で子持ちワカメをせっせと作っていました。
僕が引っ越した後は、誰も住めないように階段に通じる扉が封鎖されてしまいました。
トホホ・・・・。
僕が引っ越した後は、誰も住めないように階段に通じる扉が封鎖されてしまいました。
トホホ・・・・。
>そうですか!
それは好いですね~!写真ありませんか?
で、木綿着物のおばあちゃんか、下駄履きのオヤジさんが近所にいませんでしたか(笑)?
それは好いですね~!写真ありませんか?
で、木綿着物のおばあちゃんか、下駄履きのオヤジさんが近所にいませんでしたか(笑)?
こんばんは!
こういう絵を描く事は出来ませんが、こういう部屋に住んでいた事はあります。
えっへん!!
こういう絵を描く事は出来ませんが、こういう部屋に住んでいた事はあります。
えっへん!!
| HOME |