
5月の展示まであとひと月となりましたので、そろそろDMを皆様にお送りしようかと思っております。よろしくお願いいたします。制作も何とか進んでおりますので、ブログの方はアップの頻度が多少落ちるかもしれませんが、ストックはまだまだありますので、是非懲りずにお立ち寄りいただきますよう。
さて今回の画は、2003年銀座での個展に出品した一つで、「谷戸の町」というタイトルを付けたもの。全体のイメージは、私の生まれ育った横浜は本牧のはずれの風景である。本牧と言っても丘の上の方で、何処へ行くにも急坂や崖っぷちの階段を下らなくてはならない。そして、帰るにはまたその急坂を登りきらなくてはならない。
まったく厄介なところに家があるなとずっと思ってきた。だが年月が経ってみると、この起伏に富んだ町に住んで毎日眺め渡していた景色が、沁みいるように思えてくることがある。丘の上に立つと、通ってきた谷間のほうの町並が見渡せる。そうしたとき、やはり何某かの感慨のようなものを子供でも感じるものだ。
画としては、右下の土部分の処理がこなれていないし、もう少し削ってしまったほうがよかったとも思うのだが、家並は感情表現ができたかとも思うので、そのまま発表した。「谷戸」という言葉は、横浜や鎌倉方面では珍しくない言葉であるが、そうでない人には物珍しいらしく、どういう意味ですかと個展の会場で何人かに訊かれた。「やと」という言葉の響きも、素朴でなんとはなしに好きなので、時々このタイトルを画につけている。
画としては、右下の土部分の処理がこなれていないし、もう少し削ってしまったほうがよかったとも思うのだが、家並は感情表現ができたかとも思うので、そのまま発表した。「谷戸」という言葉は、横浜や鎌倉方面では珍しくない言葉であるが、そうでない人には物珍しいらしく、どういう意味ですかと個展の会場で何人かに訊かれた。「やと」という言葉の響きも、素朴でなんとはなしに好きなので、時々このタイトルを画につけている。
≪この記事へのコメント≫
>Hiroさん
お越し下さり嬉しいです。Hiroさんの画の素晴らしい完成度には及ぶべくもありませんけれど、精進したいと思っています。近景の土部分は、今思うとなくてもよかったし、描き馴れないのでとても未熟な感じがします。
Hiroさんの画を拝見していると、とても打たれるし、共感したり、触発されることも多いです。これからもどうぞよろしくお願いいたしますね。
お越し下さり嬉しいです。Hiroさんの画の素晴らしい完成度には及ぶべくもありませんけれど、精進したいと思っています。近景の土部分は、今思うとなくてもよかったし、描き馴れないのでとても未熟な感じがします。
Hiroさんの画を拝見していると、とても打たれるし、共感したり、触発されることも多いです。これからもどうぞよろしくお願いいたしますね。
遠景の家並みの部分だけをみても、十分良い作品になりそうですが、あえて近景に急な坂や鉄線を入れてあるところが面白いですね。
展示の準備、頑張ってください。
展示の準備、頑張ってください。
>greenagainさん
リンクありがとうございます、よろしくお願いします。私の方もさせていただきます。
そうですか、照れ屋さんですか。ひとりでおいでいただいても、ゆっくりできる落ち着いたカフェですので、どうぞいらして下さいね。DMお送りしたほうがよろしければ、下のneon↓をクリックしてメールをお送り下さい。
リンクありがとうございます、よろしくお願いします。私の方もさせていただきます。
そうですか、照れ屋さんですか。ひとりでおいでいただいても、ゆっくりできる落ち着いたカフェですので、どうぞいらして下さいね。DMお送りしたほうがよろしければ、下のneon↓をクリックしてメールをお送り下さい。
>GG-1さん
桜のように見えましたか!それは意図していませんでしたが、ちょっとうれしいですね。桜は大好きですから。。有刺鉄線は、・・、意味はないですね。。でも昔は結構これが多かったような気がします。空き地とか階段とかに貼られていたりして。こういう金属線を描くのも好きっていうこともありますけど。
桜のように見えましたか!それは意図していませんでしたが、ちょっとうれしいですね。桜は大好きですから。。有刺鉄線は、・・、意味はないですね。。でも昔は結構これが多かったような気がします。空き地とか階段とかに貼られていたりして。こういう金属線を描くのも好きっていうこともありますけど。
制作過程の心模様がよくわかります
(私はまだ未熟者ですが)。
いよいよ一ヶ月、切りましたね。
照れ屋なので、こっそり出没したいと思います。
リンク、させていただいてよろしいでしょか?
(私はまだ未熟者ですが)。
いよいよ一ヶ月、切りましたね。
照れ屋なので、こっそり出没したいと思います。
リンク、させていただいてよろしいでしょか?
大阪市内と堺市で育った私は谷戸と言う言葉自体最近知った言葉です
(masaさんのお蔭)
クリックする前の小さい画面の時は谷底に咲いている満開の櫻のようにも思えました
折り重なるようにして建っている家々はなんか愛おしさがありますね
手前の有刺鉄線は一体何でしょうか
(masaさんのお蔭)
クリックする前の小さい画面の時は谷底に咲いている満開の櫻のようにも思えました
折り重なるようにして建っている家々はなんか愛おしさがありますね
手前の有刺鉄線は一体何でしょうか
m-louisさん
コメント&TBありがとうございます。
ご実家はほんと、坂の上ですね。うちは完全に坂下。でも、横浜の実家へ行く坂は、もっと見上げるような急坂で、夏場なんて「心臓破り」と呼ばれてました。。。
DMは、だいたい1ヶ月前から、が普通だそうですが、半月前ぐらいが一番いいみたいですね。ご近所のお店にはそのぐらいに置いていただくことにしています。
ところで、お忙しいのに恐縮ですが、もしか時間があるとき、前エントリー「京島礼賛」のコメント「トタン談義・東西比較論」
(笑)のほうに是非ご意見頂ければと思います。。。
コメント&TBありがとうございます。
ご実家はほんと、坂の上ですね。うちは完全に坂下。でも、横浜の実家へ行く坂は、もっと見上げるような急坂で、夏場なんて「心臓破り」と呼ばれてました。。。
DMは、だいたい1ヶ月前から、が普通だそうですが、半月前ぐらいが一番いいみたいですね。ご近所のお店にはそのぐらいに置いていただくことにしています。
ところで、お忙しいのに恐縮ですが、もしか時間があるとき、前エントリー「京島礼賛」のコメント「トタン談義・東西比較論」
(笑)のほうに是非ご意見頂ければと思います。。。
ちょっと昔のエントリーからTBさせていただきました。
僕は未だずっと平地住まいなもので、neonさんの感覚が理解できるようになるのはだいぶ先の話かもしれません(笑)
しかし、画家が自分の作品を振り返ってちょっとしたコメントを残しているところを読めるのは何とも幸せですね。
DMっていつも送る時期迷います。早すぎると忘れられるし、ギリギリだとスケジュールの都合がつかなかったり、、ま、neonさんの展示は期間が長いので、それほど心配なさそうですが。。
僕は未だずっと平地住まいなもので、neonさんの感覚が理解できるようになるのはだいぶ先の話かもしれません(笑)
しかし、画家が自分の作品を振り返ってちょっとしたコメントを残しているところを読めるのは何とも幸せですね。
DMっていつも送る時期迷います。早すぎると忘れられるし、ギリギリだとスケジュールの都合がつかなかったり、、ま、neonさんの展示は期間が長いので、それほど心配なさそうですが。。
>Next-JISさん
あっ勿論一方的にお送りしようと思ってました~。お待ちしてます~。和紙のお話聞かせて下さい。。。
あっ勿論一方的にお送りしようと思ってました~。お待ちしてます~。和紙のお話聞かせて下さい。。。
neonさん!! DM下さ~い!!
私、絶対に見に行きますよっ!!
私、絶対に見に行きますよっ!!
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赤瀬川原平著『我輩は施主である』文庫版46ページあたりにA瀬川氏が子供時分、門司に住んでいたときの話が出てくる。門司は「...
2006/04/14(金) 03:42:50 | 谷中M類栖
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