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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
外階段の建物
外階段の建物363











ありふれた、何処にでもある、外階段のついたアパートや家屋。
古びて廃れて、危なっかしい階段は、もう使われなくなって、要らないものや枯れそうな植木鉢などが並んでいたりすることもある。

それでもこんな建物に目が留まってしまうのだ。

廃屋らしき匂いも芬々と漂って来るが、こんな建物にもそれなりにあったであろう来歴をちらと思う。
錆びた階段を見上げると、狭いが先端は遠い冬の空に通じているかのようで。。。
Comment
≪この記事へのコメント≫
Hologon158様
>関西にはあまり知り合いが住んでいなかったので、震災とそのあとさきについては何の語るものも持っておりませんが、「神戸市街地定点撮影 1995-2001」(毎日新聞社刊、関美比古、高橋勝視撮影)という写真集を持っていて、大変心打たれるものがあります。

確かに完全に新品の街になっていくのですが、一言では言えない色々なことを感じます。

東京もかつて大震災によって古い建築は随分消失したわけで、それが無かったら(戦災も同様ですが)どれだけのものが残ったろうと考えてしまいます。

風化腐蝕という負の要素が、何故に心惹くのか。勿論その時間の堆積が多くのものを語ってやまないのでしょう。そして多分私やHologonさんなどにとっては、何処か自分をそこに重ね合わせるのではないでしょうか。
(違ったらすみませんが。。。)
ワタシなぞは、ピカピカの建物には違和を禁じ得ず、こういうボロ建築の側にいると、同類だと安心し心が凪ぐのです。
2008/11/23(日) 20:01:11 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
Rambler5439様
>そうですねぇRamblerさんとは好みが似ておりますもの。何気ないアパートでも、外に階段のあるのは何故か好きです。ちょっとやわな鉄の階段を上って行くときの、かんかんという音も好いんですよね。
2008/11/23(日) 19:43:53 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
私もまったく同じです
なぜなのでしょうね?
私は、風化腐蝕が、そのものの記憶、時間、歴史を一目で見せてくれる、そのせいだと考えています。
古い歴史と思い出に満ちていた港町神戸も、
阪神大震災の後、幸か不幸か、完全に新品の町に生まれ変わってしまいました。
それ以来、1回か2回しか神戸を訪れていません。
記憶、時間、歴史を感じさせない町って、
私には無意味なので。
2008/11/23(日) 16:42:43 | URL | Hologon158 #JalddpaA[ 編集]
おはようございます。
やや錆の浮いている外階段のついた建物、とくに木造モルタルのアパートや町工場は大好物です。これまで外階段のついた建物には住んだことがないのですが、なぜか懐かしい気分になります。
2008/11/23(日) 11:33:43 | URL | Rambler5439 #0ecWsDRU[ 編集]
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