
前々回の記事を見て、ギャラリーツープラスさんから「来秋うちで個展やりませんか」という有り難いオファーをいただいた。やはりウレシイことである。二つ返事でお願いする。
自分の中ではまだ大して形になっていなかったのだが、俄然枠組みがハッキリしてきたので、非常に励みになるが、「あまり肩に力を入れすぎないで楽に」とツープラスさんに言われる。
ハイ、その通りですね。。。
今現在の気持ちとしては、旧遊廓のカフェー建築のようなもの・・・それは嘗てワタシが随分テーマとして描いていたものだが、それをまた新たに、今の気持ちで描きおろしてみたいのである。
画像にアップしたのは、ちょうど10年前、1998年に描いたもの。
2000年の銀座での個展に出品したものだが、ネットに出すのは初めてだと思う。
久しぶりに現物を見ると、我ながら何だか劇しいものがあり、ちょっと引く感じもありますね。線がすごく多く、色もハゲシイ。描き方が定まっていないので、闇雲な感じもするが、とにかくワタシは描きたいんだという想いだけでぶつけている感じ。
これは、今はなくなってしまった遊廓街の建物を組み合わせて毀しながら(笑)描いたもの。
10年の歳月を経て、もう一度立ち返った世界を描きなおしてみたいと、
そんなふうに考えております。
≪この記事へのコメント≫
>修正できましたよ~
これで大丈夫かと思います。
いやいやどうもありがとうございます。
コメント心より感謝です。
体力はあまりないワタシですが、さすが10年前はそれでも今よりは相当あったと見えて、5歳1歳(!)のコドモを抱えながらこれを描いていたわけで、もう忘れましたがそういう力があったんですね~。そうそうお昼寝の間とか、夜寝静まってからとか、「よーし描くぞー」という切り替えボタンも早かったんですね。10年経つと信じられないくらいそれが鈍い。。。
引き算していくのはなかなかムツカシイのですが、最後に選ぶのならどれか、とか最後まで捨てられないであろうものは何か、というのを先ず考えて、その他を捨てていく方式をとることが多いかも。そうは言っても簡単に潔くはできませんねぇ。逡巡しながらの毎日です。
とは言えもしかしたら、来年の個展は、この10年で切り捨ててきたものをもう一度見返し、あ、やっぱりこれ拾っとこう~ってなものになったりして(笑)。いーかげんでしょ。まあ笑って下さいませ。
お気軽にまた来て下さいね~~。
これで大丈夫かと思います。
いやいやどうもありがとうございます。
コメント心より感謝です。
体力はあまりないワタシですが、さすが10年前はそれでも今よりは相当あったと見えて、5歳1歳(!)のコドモを抱えながらこれを描いていたわけで、もう忘れましたがそういう力があったんですね~。そうそうお昼寝の間とか、夜寝静まってからとか、「よーし描くぞー」という切り替えボタンも早かったんですね。10年経つと信じられないくらいそれが鈍い。。。
引き算していくのはなかなかムツカシイのですが、最後に選ぶのならどれか、とか最後まで捨てられないであろうものは何か、というのを先ず考えて、その他を捨てていく方式をとることが多いかも。そうは言っても簡単に潔くはできませんねぇ。逡巡しながらの毎日です。
とは言えもしかしたら、来年の個展は、この10年で切り捨ててきたものをもう一度見返し、あ、やっぱりこれ拾っとこう~ってなものになったりして(笑)。いーかげんでしょ。まあ笑って下さいませ。
お気軽にまた来て下さいね~~。
久しぶりにお邪魔いたしましたら・・・
出ました!私が大好きなあの頃の作品。
(偉そうな物言いでごめんなさい)
「とにかくワタシは描きたいんだという想いだけをぶつけている感じ」
これだったんです。
幼な児らを抱え、妻や女性より『母』として必死で生きていたあの頃。
ほんの僅かな昼寝時に、私自身の瞬間を貪った日々。
夜、歌を歌い本の読み聞かせをしながら「早く眠りについてちょうだい」と願った日々。
月日は流れ、いつの間にか幼な児らは『母』の手を離れ自立していく。
今思えば、あの頃が私の人生で一番一生懸命だったような気がいたします。
「線がすごく多く、色もハゲシイ」
あの頃私に画を描く才能があったなら・・・きっと・・・
neonさんのHP上2000年2003年の画に打ち震えた理由(わけ)です。
ごく最近neonさんの画と巡り逢い、
(専門知識皆無なド素人ゆえ)まだまだゆっくりと過去作品で足踏みをしていますが、
私も<引き算の生き方>を始めております。
皆様の歩みに少しずつ少しずつ近づいていけたら・・・幸せです。
来秋の個展楽しみにお待ち申し上げております。
出ました!私が大好きなあの頃の作品。
(偉そうな物言いでごめんなさい)
「とにかくワタシは描きたいんだという想いだけをぶつけている感じ」
これだったんです。
幼な児らを抱え、妻や女性より『母』として必死で生きていたあの頃。
ほんの僅かな昼寝時に、私自身の瞬間を貪った日々。
夜、歌を歌い本の読み聞かせをしながら「早く眠りについてちょうだい」と願った日々。
月日は流れ、いつの間にか幼な児らは『母』の手を離れ自立していく。
今思えば、あの頃が私の人生で一番一生懸命だったような気がいたします。
「線がすごく多く、色もハゲシイ」
あの頃私に画を描く才能があったなら・・・きっと・・・
neonさんのHP上2000年2003年の画に打ち震えた理由(わけ)です。
ごく最近neonさんの画と巡り逢い、
(専門知識皆無なド素人ゆえ)まだまだゆっくりと過去作品で足踏みをしていますが、
私も<引き算の生き方>を始めております。
皆様の歩みに少しずつ少しずつ近づいていけたら・・・幸せです。
来秋の個展楽しみにお待ち申し上げております。
2008/12/08(月) 08:51:49 | URL | towa #hIkcsrIA[ 編集]
>こんにちは~寒くなってきましたがお元気ですか?
>これも好きであります
ありがとうございます~。もうこの画を描いてから10年経つんだと思うと、短いような長いような。。。
そうですねぇ、是非いつか個展を見ていただければうれしいです。そのときはゆ~っくりとじっくりと御覧遊ばせ。長居歓迎です~。
>これも好きであります
ありがとうございます~。もうこの画を描いてから10年経つんだと思うと、短いような長いような。。。
そうですねぇ、是非いつか個展を見ていただければうれしいです。そのときはゆ~っくりとじっくりと御覧遊ばせ。長居歓迎です~。
はじめて見る色あいだな~っと思っていました。
昔の絵だったのですね。
でも、これも好きであります。
左の電球の赤もなんだか、お洒落で。
いつか、一枚一枚をじっくり個展で見させていただけたらな~と、思う私でありました。
昔の絵だったのですね。
でも、これも好きであります。
左の電球の赤もなんだか、お洒落で。
いつか、一枚一枚をじっくり個展で見させていただけたらな~と、思う私でありました。
>ありがとうございます。
ただ、根底にそういう劇しさはあっても、その表現はやはりだんだんに変わっていく様な気がしますし、今のところはこんなにも沢山のものを描かなくても表現できるのではないかという気持ちがします。
生活そのものもそうですが、やはりだんだんと引き算していく・・・要らないものを削ぎ落として本当に必要なものだけを残したい、そんなふうに思っております。・・・まだまだ一杯しょっているんですけどね。
ただ、根底にそういう劇しさはあっても、その表現はやはりだんだんに変わっていく様な気がしますし、今のところはこんなにも沢山のものを描かなくても表現できるのではないかという気持ちがします。
生活そのものもそうですが、やはりだんだんと引き算していく・・・要らないものを削ぎ落として本当に必要なものだけを残したい、そんなふうに思っております。・・・まだまだ一杯しょっているんですけどね。
絵画芸術の場合、どんなに劇しくてもいいんじゃないでしょうか?
こんなに激越なまでに、この建物の醸し出す怪しい雰囲気を描き尽くしてやろうという客気、野望のようなもの、
それがneonさんの根底にいつまでも燃え続けてほしいですね。
こんなに激越なまでに、この建物の醸し出す怪しい雰囲気を描き尽くしてやろうという客気、野望のようなもの、
それがneonさんの根底にいつまでも燃え続けてほしいですね。
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