
静かな雨の日曜日。
久しぶりにゆっくり起き、部屋を片づけて画のことを考える時間が得られるとほっとする。
想を練るというと如何にも格好好いのだが、そんな余裕のあるものでもなくて、
でもああでもないこうでもないと、一つの作品に集中して想いを巡らすのは、
それはそれでとても充実していて好きだ。
先日、秋の個展について日程と大まかな構想を、ギャラリーツープラスさんと打ち合わせ。
メインに大きめ3点を描きたいことを話し、20号程度で描いてみる、ということに。
総点数は多くなくていいから、内容の濃いもの。
一応頭の中では出来上がっているので、あとは画面上で形を整えていこうと思う。
・・・というわけで、クロッキー帳にラフを何枚も描いてみる作業がつづく。
考えが止まると、いつもそれを柔軟にしてくれる画集や写真集を見る。
松本竣介、ベン・ニコルソン、石内都。・・・
そして自分で撮りためた写真をもう一度見直す。
それの繰り返しのなかで、きっかけやヒントを見つけながら、
形のないものに形を与えてゆく作業。
ワタシの場合、その時間がかなり長いかもしれない。
というわけで、このブログもこんな風に、途中経過や画稿のようなものを載せることが多くなりますが
ご了承のほど。
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