N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
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B町














今迄 実際に自分で見たことのない建物は、ほとんど作品にすることはなかった。
やはりこの眼で見てこそ、湧き上がる想いがあるからとずっと思ってきたし
今も思っている。

だが、過日にとある方の撮った写真を見せて頂いた時、
その町のあまりにもすがれたたたずまいに強く惹かれてしまった。
遠く離れた町であったがかなり本気で見に行くことを考えていた矢先、
3月11日が来た。
この町も被災した。
この辺りの建物がどうなっているのかはほとんど情報を持っていないが
おそらく今現在は嘗てと随分と異なった様相を呈しているであろう。
そして私は描くことにした。

震災があったからそのオマージュとして描きたいというのではなく、
ただただこの町の姿は、おそらく私の持っている心の風景の一部なのであった。
そう確信させるものがあった。
傷んで、廃れて美しさの欠片もないのだけれど、
焦がれる様に私の心に近かった。

許しを得て今回小さな作品とした。

ありがとうございます。


**********************************


大倉ひとみ個展 「幻燈街」
@銀座一丁目 ギャラリーツープラス
10月8日(土)~13日(木)

詳しくは→こちら



Comment
≪この記事へのコメント≫
GG-1様
>お気に召しましたでしょうか。

リアル感のある描き方は、時に重過ぎてしまうので、逆に描き過ぎないようにと思っています。色も抑えてモノクロに近い感じにしてみました。
2011/09/28(水) 10:27:00 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
モルタルの質感が書き方を変えたのか違って見えます
草臥れ具合がリアルでエエですね
2011/09/27(火) 23:32:25 | URL | GG-1 #-[ 編集]
Porcorosso様
>この店は、写真で見る限りでは
もう廃屋にしか見えない感じでした。
看板だけはでもそう汚れずにありました。
営業しているとしたら、かなり凄いことになっているような・・・
扉は開けないほうがいいかもしれません。。
2011/09/27(火) 20:48:23 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
Hologon158 様
>これはサムホールという小さなサイズの画なのですが、壁の荒れ方が魅力的(変ですけど)なので、かなり描き込んだ感じにしてみました。
細いミリペンでエッジを仕上げてあるので、張り詰めた感があるかと思います。

2011/09/27(火) 20:45:41 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
扉を開けて中に入ると、
どんな声が聴こえるのでしょう。
どんな歌が流れるのでしょう。
どんなにおいがするのでしょう。
想像してしまいます。
2011/09/27(火) 20:39:12 | URL | Porcorosso #-[ 編集]
なんだか次元が違う感じまでします
壁の時代色、質感といい、
建物全部を包む情感といい、
現実感がありながら、時間を超越した気配といい、
この作品は、なんだか一歩突き出た境地に感じられます。
neonさんの張り詰めた心意気を感じます。
2011/09/26(月) 22:48:24 | URL | Hologon158 #JalddpaA[ 編集]
i-leica様
>私もお目にかかれるの楽しみにしています。

そして、貴ブログにも何と記事を頂戴していたのですね!!ほんとにありがとうございます。いつも素敵に写真を撮って下さるので感激です。ご期待に沿えるかわかりませんが、好い展示にしたいと思っております。
2011/09/26(月) 16:36:46 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
お葉書いただきました!
美しいお葉書をいただきありがとうございます。
小さなサイズながら期待は大きく膨らみます。
銀座でお目にかかれるのを楽しみにいたしております。^^
2011/09/26(月) 07:55:06 | URL | i-leica #-[ 編集]
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