N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
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印象深かった展示2011












今年も余すところあと僅かとなった。
本年もこのブログを見に来て下さった多くの方々に感謝いたします。

さて、今年はかなり色々な展示を積極的に観に行って、吸収したものも多かった。
中でも印象に残っているものが、絵画では青木繁展@ブリヂストン美、写真では畠山直哉@写美、
そして初めて行ってみた小野忠重版画館・・・。

青木繁は、彼の作品だけを並べた展示というのは初めて観たのだが、油彩画の魅力と自由で力強い筆遣いが、やはり生で観ると想像を遥かに超えて素晴らしいものだった。
畠山直哉の写真は、こちらも初めて観たが圧倒するスケールの大きさと共に、精緻な表現が美しく、写真の力というものを改めて感じさせるものがあった。展示は自然景を撮ったもの(震災の写真含)だったが、その後に知った「LIME WORKS」という彼の代表的写真集が余りにも素晴らしくて、購入してじっくり見ているのだが、石灰岩の鉱山と工場を撮ったもので、力強い。そして美しい。

小野忠重は昭和初期から長く活躍し続けた版画家であるが、その記念館とも言うべきものが阿佐ヶ谷にあって、友人の個展に行くついでに立ち寄ってみたのだが、ご子息にあたる方が経営なさっているこじんまりした記念館だけれど、それだけにゆっくりと見ることが出来て、とても好かった。過去の彼のスケッチなども沢山ストックがあって、親切に色々見せて下さり、すっかり長居してしまった。彼の描く何でもない下町の川べりの風景や工場街などの表現の仕方が本当に魅力的だ。大好きな藤牧義夫の版画ともシンクロする部分もある。

そして新年にはその藤牧義夫の展示も始まる(@神奈川県立近代美)ので、今から楽しみにしている。
葉山館のほうでは村山知義の展示も2月にあるようで、これも行きたいのだが。

来年も多くの作家の作品を間近で見て、沢山のものを吸収したいと思っている。
それでは皆様、よいお年をお迎え下さいますよう。
惨禍に依然苦しむ人達に、少しでも明るいものが見えてきますよう。
Comment
≪この記事へのコメント≫
Nobu様
>Nobuさん、大晦日のコメントありがとうございます。
そして、今年も遠方からおいで下さいまして本当にありがとうございました。
東京の展示もじっくり御覧になれたようで好かったです。

一年振り返ると色々な展示がありましたよね。震災も沢山の表現者に影響を与えたと思います。答えの出ない色々な問題を考えさせられた一年でもありました。

川合玉堂は、奥多摩のほうにも記念館があったと思います。一度お訪ねになったらいいかもしれません。

プリントのことは、本当にデジタルになってからはPCがやられてしまったらアウトということが増えて、私も辛うじてプリントしていたものが残っていたということがありました。つくるのは面倒くさい作業ではありますが、かつてのフィルム時代の紙焼き写真の貼ってあるアルバムって、貴重なものですよね。

でもその意味ではNobuさんに頂いたあの素晴らしいフォトブックは、本当に私にはお宝なんですよ。Nobuさんのアンダーな撮り方も好きだし。是非、いつかもっともっと沢山の方の目に触れるようなかたちになると素敵だなと思っています。

どうぞ新年も素敵な写真を撮りつづけて下さいね。ご家族のご健康とご幸福を祈りつつ。
2011/12/31(土) 22:34:09 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
私の今年印象に残った展示は
neonさんの『幻燈街』はもちろんですが、
○EXPO'70パビリオン(大阪万博公園・常設展示)
○川島小鳥写真展「未来ちゃん」(大阪Hepp Hall&名古屋パルコギャラリー)
○川合玉堂展(松坂屋美術館)
○「メタボリズムの未来都市展」(森美術館)
○アルバム・エキスポ(名古屋JR高島屋)
…といったところです。
特に最後のアルバム・エキスポは、
震災後、瓦礫の中から見つかった写真を洗浄し、持ち主に戻すために頑張っておられる方々を訪ねた記録。
コンパクトな展示でしたが、心揺さぶられました。
もうひとつ考えさせられたのは、
見つかった写真は最近10年ほどのものは少なく、
それ以前時代のものが多くを占めるということ。
カメラがデジタルになって
プリントをしなくなったのが原因と考えられるそうです。
そういえば自分もほとんどプリントしないなぁ…。
拙い写真ばかりの自分ですが、
カタチとして残さなきゃいけないな、
と考えさせられる展示でした。

来る年が希望が見える1年になるといいですね。
よいお年をお迎え下さい。

2011/12/31(土) 21:33:43 | URL | Nobu #-[ 編集]
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