
春先に谷中を歩いていたら、こんな家があったのだ。二階の上の物干し台と思しき処に、アンテナが妙に沢山立っていて、まるでアンテナの背比べといった感じ。何だこれは。。。と見ているうちに、そのアンバランスが可笑しくて、どことなくかはゆらしくも見え(この仮名遣いは萩原朔太郎のパクリ)、どーにもこーにも描いてみたくなった。下町の家々のアンテナは、思いも掛けないところから延びていたり、変にアンバランスに長かったりと、面白いアクセントになっているのが大好きだ。そしてそれを画のなかに、細い線で描き入れるのはとても愉しい作業だ。
春先の好日で、青い空にアンテナが映えて、「アンテナ日和」というタイトルのほうが先にできていたような。。。
[アンテナ日和] 12×12㎝ 画用紙にミリペン、筆ペン 2006
≪この記事へのコメント≫
>こんばんは。コメントありがとうございます。tittiさんのほうにもやっぱりありますか!そうそう、だんだん小さくなって手作り感が増しているのってありますね。居住者のかたの必然からの工夫って、作為を通り越した面白さに溢れていますよね~。
かわいいですね。
私の地元にも、アンテナハウスみたいな家がありました。
それも3?4?階建てで上の階にいくにしたがって小さくなっている手作りみたいでした。
私の地元にも、アンテナハウスみたいな家がありました。
それも3?4?階建てで上の階にいくにしたがって小さくなっている手作りみたいでした。
>GG-1さん コメントありがとうございます。アンテナ8本かなり微妙なバランスで乱立しておりましたが、かはゆらしい感じでした。
ほお~そうですか臭突は王様と王子様ですか。好いですね。ちょっと先っぽが冠か帽子のようにみえたりしますものね。実は先日八広で、もんのすごい王様に出会ったのです。。。ご存じの方もいらっしゃるのでしょうけど。
ほお~そうですか臭突は王様と王子様ですか。好いですね。ちょっと先っぽが冠か帽子のようにみえたりしますものね。実は先日八広で、もんのすごい王様に出会ったのです。。。ご存じの方もいらっしゃるのでしょうけど。
八世帯入居のようですな
集合アンテナでは、この雰囲気は出ませんね
其々のアンテナが御主人の為に精一杯背伸びして電波を捉えようとしている様にも見えて微笑ましいですな
各家の小さい臭突、スリバチ学会の時に
此れを「王子様」と呼んで見つけるとワイワイやっておりました
工場にあるでかいのは「王様」だそうです
ネオンさんの画にかぎらず
チャームポイントとして皆さん認めている様ですよ
集合アンテナでは、この雰囲気は出ませんね
其々のアンテナが御主人の為に精一杯背伸びして電波を捉えようとしている様にも見えて微笑ましいですな
各家の小さい臭突、スリバチ学会の時に
此れを「王子様」と呼んで見つけるとワイワイやっておりました
工場にあるでかいのは「王様」だそうです
ネオンさんの画にかぎらず
チャームポイントとして皆さん認めている様ですよ
>どうもコメントありがとうございます~。まさにトンボでございますね~。見上げるとなかなか、可愛いものでございますよ。電線、電柱(ちょっと傾き加減のものが好い)、アンテナ、臭突(iGaさんのおかげでよくわかったのですが、私としては臭の字がちょっと可哀想)、この4つはチャーミングな必須アイテムです。(って、何の?・・・いや私の画で、ですね~)
なんだか、かわいいですね~。アパートの各世帯が、物干し台にそれぞれアンテナを設置した、という感じでしょうか。古い鉄筋のアパートの屋上にならんでいるアンテナを下からみていると、トンボがとまっているようにも見えます。
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