N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
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ひっそりと
IMG_1672 (2)












解りきったことではあるが、年々古い建物は消失してゆく。
まだまだ使えるだろうにと思う立派なものが解体されたり、保存の声にも拘わらず行政によってそれが行われる場合もあるし、火災や天災によって無くなることも、荒れ果てて崩おれるように消えていくものもある。

東京にはもはや見るべきものは無くなったという言葉も、最近はよく耳にするようになった。
「陋巷」などという言葉を画のタイトルに使ったりすると、
「もう東京には陋巷などは無いでしょう」と言われたりする。

そうだろうか。

昨年晩秋頃から町工場を画題にと思い、そうした場所を拾うように歩き始めたが、
都内にもまだ多くの心惹く建物が、(ワタシ的には)ひっそりと埋もれるようにあちこちに残っているのに驚かされることが余りに多いのだ。

それらは本当に名も無き物件ではある。
個人宅や極小の町工場、倉庫や商店、そして社会から忘れ去られたような施設。。。

足で踏みしめ掌で触れながら、紐解くように丁寧に町の襞を辿って行けば、
町もどこかいざなうように、知らなかった小路、知らなかった建物に巡り合わせてくれる、
そんな気さえするのだった。



*****来月いっぱいまで、画はお休みして
  過去に撮りためた資料用の写真をアップしています。*****
Comment
≪この記事へのコメント≫
caz様
>こんにちは。お元気ですか。ほんとに今年は寒い日々が続きます。早く暖かくなってほしいですね。。

この取っ手と「おす」の文字が好いでしょう。実際にはもう押す人は居ないようでしたが、ぽつりとこんな建物が残っていて、それに出会うと思わず触れてみてしまいます。
2012/02/03(金) 10:20:01 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
お久しぶりです。寒い日が続きます。
このドアの取っ手と、ドアの中のカーテンから想像がふくらみます。東京の街は変貌の歴史なので、変化しつつもその中の変わらない街の記憶をたどっていきたいものです。
2012/02/02(木) 23:39:43 | URL | caz #-[ 編集]
uturohimoyou様
>ようこそおいで下さいました。

utsuroiさんのお写真はとても好いですね。
普通の日々を撮れる人って、なかなかいるようで居ないものです。陰影を活かしたフレーミングの感覚が好きです。

陋巷という言葉は現代では死語ですが、永井荷風を読むと時々出てきます。
イメージも音もワタシの思うところと合致するので、ワタシは多用しています(笑)。
こちらこそ、よろしくお願いしますね。
2012/01/31(火) 15:02:19 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
はじめまして
先日はコメントありがとうございました。

恥ずかしながら 陋巷 という言葉はじめて知りました。

角を曲がれば、、より細い路地を、、普通の日々のちょっとした隙間に見える光景を求めて歩いています。
今後ともよろしくお願いします。
2012/01/31(火) 08:16:07 | URL | uturohimoyou #7Xsu6iBA[ 編集]
Hologon158 様
>見るべきものは、まだまだひっそりと眠っているような気がしますね。そして、町を歩くときは自分もひっそりと、礼儀と敬意を忘れずゆっくり丹念に。陋巷はデリケートな部分が多いですから、自分も心しています。
2012/01/30(月) 16:43:01 | URL | neon #Fos2lKYE[ 編集]
おっしゃるとおりですね
どんどんと町が現代化していますが、
まだ陋巷があちこちに見つかります。
丹念に歩いてみるより仕方がありませんね。
2012/01/29(日) 22:30:34 | URL | Hologon158 #JalddpaA[ 編集]
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