

秋雨の毎日。。。
根津周辺譚は前回で一区切りし、また間をおいて記事を書きたいとも思っております。
雨の画を先のNomad展のとき出した。
二枚ひと組のようになっているのだが、これは本当は「本」を想定して、その見開きページのつもりで描いていたものの一つだった。
展示の時に、俄か作りの小さな冊子を販売していたのだが、その最初のほうのページにこの2枚を据えて、文字を入れてみた。
青いトタンの上に降る
雨の音なら
トタントタントタン・・・
というわけである(笑)。トタンフェチには、雨音もそう聞こえる!
・・・と言うか、嘗て建て替える前の実家の屋根はトタンだったから、雨が降り始めるときは、随分賑やかに音が落ちてきた。左の画はそんな雨粒をイメージしたもの。
ヴェルレーヌの有名な詩に、「巷に雨の降る如く 我が心にも涙降る」と和訳をつけたのは誰だったろう、三好達治だったか。巷、ではなく都、という訳本もあったけれど、やはり「巷」が断然素晴らしいと思うのは私だけではなかろう。雨に濡れたトタンの青を見に、巷に繰り出してみようかな。
*右の画は、展示を見て下さった若い女性の方が、離れて暮らすお父様の誕生日にプレゼントしたいと言って、買って下さったのでした。建築関係の方だと仰有っていました。
[雨音] [雨の坂道] 2枚とも14×18cm 2005
麻紙ボードにアクリルガッシュ、パステル、色鉛筆、鉛筆
青いトタンの上に降る
雨の音なら
トタントタントタン・・・
というわけである(笑)。トタンフェチには、雨音もそう聞こえる!
・・・と言うか、嘗て建て替える前の実家の屋根はトタンだったから、雨が降り始めるときは、随分賑やかに音が落ちてきた。左の画はそんな雨粒をイメージしたもの。
ヴェルレーヌの有名な詩に、「巷に雨の降る如く 我が心にも涙降る」と和訳をつけたのは誰だったろう、三好達治だったか。巷、ではなく都、という訳本もあったけれど、やはり「巷」が断然素晴らしいと思うのは私だけではなかろう。雨に濡れたトタンの青を見に、巷に繰り出してみようかな。
*右の画は、展示を見て下さった若い女性の方が、離れて暮らすお父様の誕生日にプレゼントしたいと言って、買って下さったのでした。建築関係の方だと仰有っていました。
[雨音] [雨の坂道] 2枚とも14×18cm 2005
麻紙ボードにアクリルガッシュ、パステル、色鉛筆、鉛筆
≪この記事へのコメント≫
>カークさん
そんなー、オハズカシイもんでございますよ。単なる本音ですから。。。(笑)商売柄(商売にはなってませんが)、色に対してすぐ反応するっていうのはありますけどねぇ。
そんなー、オハズカシイもんでございますよ。単なる本音ですから。。。(笑)商売柄(商売にはなってませんが)、色に対してすぐ反応するっていうのはありますけどねぇ。
>雨に濡れたトタンの青を見に、巷に繰り出してみようかな。
このフレーズにハッとしました、言葉から色(風景)を想像したのは久しぶりです。そして動きがあります、ありがとう。
このフレーズにハッとしました、言葉から色(風景)を想像したのは久しぶりです。そして動きがあります、ありがとう。
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