
都市の夜の電光の眩しさは、度を越していると思わずにはいられないが、私が小さい頃から住んでいた家の窓からは、港のほうの夜景がよく見え、灯台代わりのマリンタワーの光が廻っているのを、飽きもせず眺めたものだ。京浜の工業地帯の無機的な眺めも、夜は一変してこの世ならぬ電光の夜景となり、それもひどく美しく見えた。
そんな景色を描きたいと思うとき、なかなか巧くいかなかったのが「光る電光色」をどうやって表現するかということだった。拙いながら自分なりの描き方をようやく見つけて96年にNeonというシリーズものを描いた一枚がこの画。根津のお祭りの時の、ぼんぼり提灯の色にも少し通ずる気もするような。。。
[街のネオン] 20×15 1995
黒い紙に顔彩、パステル、色鉛筆
≪この記事へのコメント≫
>カークさん
えっえっカークさんそんな、やさぐれを伝染(うつ)してしまいましたでしょうか?でもどんな人にもそういう気分になることはございますです。でもでも、お体を先ずは大切に。。。
えっえっカークさんそんな、やさぐれを伝染(うつ)してしまいましたでしょうか?でもどんな人にもそういう気分になることはございますです。でもでも、お体を先ずは大切に。。。
世界が広がっていますね。そして蛍のような光の軌跡が街へと動きを誘います。
そうさ、おいらはまた、飲んだくれて街にとけ込む。
そうさ、おいらはまた、飲んだくれて街にとけ込む。
>tittiさん
昔の記憶の断片、それがこの画のなかの説明できない部分なのかも、それを言葉で言えないから描いているのかもと思います。
サーチライトの光も、その言葉も好きです。
ビル屋上のちいさい部屋。
何となく目に浮かぶようです。
昔の記憶の断片、それがこの画のなかの説明できない部分なのかも、それを言葉で言えないから描いているのかもと思います。
サーチライトの光も、その言葉も好きです。
ビル屋上のちいさい部屋。
何となく目に浮かぶようです。
子供の頃、街の真ん中のビル屋上のちいさい部屋に住んでました。
そこからは消防署の塔が真横に見え、夜になると時計店のサーチライトが空をぐるぐると巡ってました。
親子三人、川の字になって寝てました。
いろんな事を思い出しました。
そこからは消防署の塔が真横に見え、夜になると時計店のサーチライトが空をぐるぐると巡ってました。
親子三人、川の字になって寝てました。
いろんな事を思い出しました。
>銀ねずみさん
どうもありがとうございます。ほわほわしたこの光は、和ガラスの色にも通じるものがありますでしょう?
はいはい~、neonというハンドルネームはやっぱりこの辺に由来すると思われます。あと、ネオンという音も好きなんです。
どうもありがとうございます。ほわほわしたこの光は、和ガラスの色にも通じるものがありますでしょう?
はいはい~、neonというハンドルネームはやっぱりこの辺に由来すると思われます。あと、ネオンという音も好きなんです。
とてもきれいですねー。
輝く建物の上から下へとこぼれ落ちていくように配置された、光のような球形(勝手にそう解釈したのですが…)が特に気に入りました。
neonさんの名前の由来はひょっとして、このあたりの作品がもとなのですか?
輝く建物の上から下へとこぼれ落ちていくように配置された、光のような球形(勝手にそう解釈したのですが…)が特に気に入りました。
neonさんの名前の由来はひょっとして、このあたりの作品がもとなのですか?
>GG-1さん
それはお互い様でしょうね。でもね、言葉にしないと伝わらないこともありますしね。しかし、千の言葉を連ねるより、「エエ」の一言が嬉しいってことのほうが多いかも知れませんね。
それはお互い様でしょうね。でもね、言葉にしないと伝わらないこともありますしね。しかし、千の言葉を連ねるより、「エエ」の一言が嬉しいってことのほうが多いかも知れませんね。
同上!
何が気に入ったか細かい所の言葉を連ねれば列ねる程に自分が言いたい事から離れていくような気がして・・
何が気に入ったか細かい所の言葉を連ねれば列ねる程に自分が言いたい事から離れていくような気がして・・
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