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N的画譚

N町在住、陋巷の名も無き建築物を描くneonによる、日日の作画帖です。
すずらん燈に灯りが点る
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ようやく灯りが点りました。



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2014/07/22(火) 11:25:54 | 彩色画 | Trackback(-) | Comment(-)
少しずつ建物を











まだもう少し続きます。

線を描きおこしたら、少しずつ建物を立体化?していきます。
でも全部写真のようにクリアにするのではなく
あくまで心のなかの風景なので、省くところは省いていきます。

煙突など、画にリズムを刻んでくれるものは
大事に描いていきます。

さて、ようやく次回は
町に灯りが点りそうです。


*****
スパムが多いため、コメント欄は只今閉鎖中です。
よろしくお願いします。
2014/07/15(火) 11:05:56 | 途中経過 | Trackback(-) | Comment(-)
また線を描きおこす
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続きです。

消えてしまった線を描きおこします。

少し変更を加えたり、足したり引いたりをしながら・・・

残す線はくっきり、微かに見えればいいものはそのまま
そして少しずつまた暗部をつくっていきます。

空の向こうは遠く明るんでいるような
そんなイメージを作っていきます。
路にはこれから街灯がともるので、周囲はやや暗めにしていきます。
その方が灯りが際立ちます。


7月14日記

スパムがあまりにも多いので、しばらくコメント欄を
閉じさせていただきます。
申し訳ありませんがよろしくお願いします。
その上からまた
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また前回続き。

きれいに線描きしたのに
今回またそれを消すかのように?
もう一度絵の具をかけていきます。

そして、また線は必要に応じて
描きおこします。
描きおこす作業はかなり好きです(笑)。
全体の調子を見ながら、画の雰囲気を作っていきます。

実際には無い町ですが
それをどうリアルに、また幻想のように見せるか
……

大きい調子は主にアクリル絵の具をバサバサした刷毛で粗く塗り、
微妙に雰囲気を出したい所は、パステルでぼかし
細部を出したい所は筆や色鉛筆などでおこしていきます。
その上から筆で線描きをする
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また前回続き。

前回は色鉛筆(焦げ茶色)でざっと描いていた線を
今度はアクリル絵の具を使って、面相筆でその上からまた
描きおこすように、確定するように描いていきます。

少し、窓の中など暗い部分を塗って調子をみたりします。

パステルを使って町並みの暗い部分などを作り、
全体の雰囲気を見ながら進めます。

・・・これらはあくまでも私の独自の描き方
(長い間に、こういうふうになってきた、というだけ)なので
決してアカデミックな、合理的な描法ではありません。
ま、変なのー、くらいに思って見てね。
もっとこうやったら「プロっぽい」描き方になるよーというのが
ありましたら是非、教えてやって下さい。
お願いします。

色鉛筆で線描きをする
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前回続き。

色鉛筆でざっと線描きしてみました。

いきなり町が出現。ゲートのある、ごみごみとした巷。
全体の空気感のようなものを作っていきます。
再始動











作品の構想をじっくり練るのは好いのですが、
時間が掛かり過ぎると後で焦らなければなりません。
焦る、というのが私には一番好くない・・・。
焦って好い作品が出来たためしがないのです。

でも、漸く久しぶりにエンジンがかかってきました。
とはいえ、この画像では何だか全く想像つきませんねー。

まだまだ下塗りです。
これから、再びの幻燈街が現ちあがって・・・行く筈(汗)・・・
観てきた展示












京都の展示の後、続けて幾つかの行きたかった展示に
何とか駆け付けた。

★桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年 @世田谷美術館
★バルテュス展 @東京都美術館
★背守り 子どもの魔よけ展+石内都展 幼き衣へ~ @LIXILギャラリー

桑原甲子雄は点数が多くて、時代が旧いほど好かった気がするが、
衒いのない目線で至近のもの、人々、町を撮る、その普段のそれぞれの姿が
何故こんなにも印象深いのか。もう一度ゆっくり、もっと近所の美術館で観たい・・・

バルテュスは、混んでいるだろうからイマイチ気乗りしなかったけれど
見逃すのもちょっと惜しいので行っておいた(笑)。
私が好いなと思ったのは数点に限られるけれど、その数点は
なかなか色々な示唆を与えてくれて面白かった。
でもやっぱり混み過ぎて・・・落ち着かない。

それにひきかえ、無料で静かにゆっくり観れるリクシルの有難さ(笑)。
背守りと、それにまつわる石内都の写真と両方観れるナイスな展示であった。
浅草のアミューズの「BORO」の世界にも通じるけれど
昔の日本人が布というものをいかに大切にし、またそこに深い想いをこめていたか
そして、その優れたデザイン性にも改めて驚く。
すっかり「堕落」してしまった現代の我々は、もっとこうした過去の無名のひとびとの
つつましく敬虔な仕事を沢山目にして、今の自分を恥ずるべきだと思う。
そして、失ってきたものが何かを、ハッキリと自覚すべきであると思う。

東京展の・・・
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展示の後はどうものんびりしてしまいがちなのですが、先日
はたと気が付いた。今年は9月早々に東京展。
ということは、展示のDMは8月アタマには出来上がっていないといけない。
ということは、DMに乗せる作品は、7月中旬にはできあがっていないとイケナイ。
あとひと月。
ひと月・・・ってすぐですよ。

でも、とりあえず何のご加護か、DM用の新作の概要だけは、何故か先日
急に頭の中に浮かんだのでほぼそれで行けると思う。
のですが、さてひと月で思い通りに描きあげられるか・・・(汗)

でも多分こうして事前にはっきり画が頭のなかに浮かぶときは
行ける時なので(笑)大丈夫だろう。・・・多分。。(笑)

今度は、関西の方が「やっぱり東京でも観たい」と
思って下さるようなのが作りたい。
そして、この9月の東京展をもって、しばらくカフェー建築を抒情的に描く?スタイルは
お休みにします。
いや、画はお休みしませんよ・・・。

よろしくお願いします。
役に立ったもの












京都展示の後片付けも、やっと済んで来ました。
昨日から梅雨入りして、当分晴れの日はないとか。
展示の間の京都は暑かったけれど、毎日雨・・・よりは良かったと思います。

色々なものを仕舞いながら、今回の展示で役に立ったものふたつ。
小さな懐中電灯と、硝子のフォークレスト。

きんせ旅館での展示をするにあたって、まず心配だったのは
会場内の暗さでした。日中室内に入ってくると、照明をぎりぎりまで抑えた空間は
とても暗く感じます。会場の雰囲気としてはとても好いのですが、
画を観て貰うには、苦情がでないだろうかというのが心配でした。
室内に照明を多くするのも何だか憚れるし、どうしたものかと思っていましたが、
小さな懐中電灯で照らすのはどうかというアイデアを頂いたのでした。

そこで、照らし過ぎず持ちやすく、値段もそこそこ、
まあまあデザインも悪くない・・・というのを
アキバであれこれ探し、4つほど仕入れて(笑)きました。

これが今回思いの外お客様に好評で、「薄暗い中で照らすと、ぼうっと過去の
なつかしい町の建物が浮かんできて好かった」という感想を多く頂きました。
「見にくい」という苦情は全く無くて、目が慣れるとライトを消して御覧になる方も多く見られました。
会期終了時には電池切れ続出でしたが(笑)。

それと、もう一つ、以前に手に入れて、この展示のために使おうと思っていたもの。
硝子のフォークレストは、京都寺町のアンティークショップ「瑳琉(さりゅう)」さんで買ったものです。
どこに使われていたかというと、実は芳名帳のページを抑える文鎮代わりにしていたのでした。
和風のものを使う方もいるけれど、何となく私は好みではなくて、
瑳琉さんでこれを見つけた時に、これを使いたいなぁと思ったのです。
重さもほどよく、使い勝手は上々でした。
本来はナイフやフォークを食事中に置いておくものですが、既に一点物でしたので、
違う用途で活躍してもらいました。

関係ありませんが、下に敷いているのは 根津のアンティーク着物のお店
Ponia-ponさんで以前買ったアンティーク端切れ。
モダンなトランプ柄です。古いものですが、とても綺麗です。
今年は自分的には色々節目でもあるので、この端切れを仲好しの地元のお店で
記念に可愛いバッグに仕立てて貰う約束をしています。
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